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【ご報告】第3回"ずっと・こころ・つなぐ基金"上映会&トークサロンin西宮

  • Posted by: 事務局
  • 2012年10月15日 11:05
  • ご報告
10月13日(土)14時から、西宮市男女共同参画センター「ウェーブ」にて、第3回の"ずっと・こころ・つなぐ基金"上映会&トークサロンを、NPO法人アットホームホスピスとの共催で実施しました。



"ずっと・こころ・つなぐ基金"とは、しみん基金・KOBE内に設置している、東日本大震災の被災者支援のKOBE発の様々なボランティア活動を支えるための基金です。

この基金への寄付の呼びかけと、被災地から遠く離れていて風化しが ちな意識を映像を通じて振り返り、実際に被災者の支援活動に取り組まれている方のお話を聞きながら、それぞれの人や団体が今感じている想いや情報を共有する場づくりを目的として、月1回ペースでこの上映会&トークサロンを開催しています。

今回は、昨年6月から主に宮城県の石巻市と気仙沼市へ看護ボランティアを1年間派遣されたNPO法人アットホームホスピスさんの活動報告も兼ねて開催いたしました。

上映したのは、これまでと同じくドキュメンタリー映画「東北再興の記録3.11」で、被災から半年後の昨年9月の気仙沼市の人々の様子を描いたものです。撮影から1年以上経つわけですが、なかなか進まない「復興」のあり様を、改めて見つめ直すことができたのではないかと思います。

後半は、NPO法人アットホームホスピス代表の吉田さんと実際に1年間現地で活動された岸田さんのお話をお聴きしました。

昨年6月に最初に派遣されて活動されたころは避難所で一緒に寝袋で過ごされたことや、しばらくしてから市街地だけでなくあまり外部の人が入られていない海岸沿いの各集落を巡られて健康相談会をされたことなど、無我夢中で活動されたことを知ることができました。
報告の中で、東北の自然に恵まれた「食」のことや、日常の中での「祈り」の光景のことが大変印象的でした。



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最後に、被災地から遠く離れた神戸に住む我々でも日常的にできることは?と、こちらから問いました。吉田さんのお答えは、まずは「知る」ことから始まるのではないでしょうか、ということでした。最初のきっかけは観光でも物品の購入でも何でも良いのですが、そこにどんな人がどんな想いで生きていて何を必要としているかを知り、それに対して自分らしくできる支援を見つけていくことが大切ではないでしょうか、と語られました。

このイベントは、「震災」のことを忘れていませんよ!というメッセージを発信することが一つの目的なのですが、さらに吉田さんのお話のとおり、様々な復興の姿を知るきっかけとなって、小さくてもひとりの行動を生み出すことにつなげていければと願っています。

ご参加、ご協力いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。


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