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【ご報告】2013年度ひょうご地域NPOマネジメント講座

  • Posted by: 事務局
  • 2014年3月26日 15:34
  • ご報告
しみん基金KOBEでは、今年の1月より初めての試みとして、ひょうごボランタリー基金の助成を受けて、「ひょうご地域NPOマネジメント講座」に取り組んできました。






この講座は、神戸・兵庫のNPO法人等を対象として、まずはミッション・ビジョンの再確認と現状の内・外部環境の分析を行い、ミッションと現状のギャップから課題を抽出して、その解決策を考え、ビジョン実現に向けての中期計画づくりを行うことを通じて、NPO法人等のリーダー層のマネジメント能力の向上を図ることを目指して、企画しました。

このことを実現するために、座学講座を5回、受講された団体に対してそれぞれ個別訪問して座学講座各回に出される課題シートの作成をハンズオンで支援することを3回、という構成ですすめました。

そのために、スーパーバイザーとして今田忠氏(市民社会研究所・所長)と當間克雄氏(兵庫県立大学経営学部・教授)をお迎えして、講座の企画をご支援いただき、かつ講座の講師役を一部務めて頂きました。また、河合将生氏(Office Musubime・代表)に、講座の講師を担っていただき、合わせて当基金事務局長の江口と手分けして各団体訪問時のアドバイザーを務めて頂きました。

今回は、今年度の当基金の助成を受けられた団体など3団体が受講されました。団体によっては、座学講座から複数名参加されているところもあって、毎回とても賑やかな講座になりました。
また、個別訪問時もできる限り講師・アドバイザー陣が複数でお伺いするように心がけたので、充実したアドバイスになったのではないかと思っています。

具体的には、下記のスケジュールで実施しました。

 第1回座学講座 平成26年1月14日(火)14:00?17:00 @しみん基金・KOBE事務所
         レクチャー:「NPOマネジメント論?ミッション・ビジョンの重要性」
         ワーク:ビジョン設定シートの作成

 第2回座学講座 平成26年1月21日(火)14:00?17:00 @しみん基金・KOBE事務所
         プレゼン&ヒアリング:団体紹介とミッション・ビジョン
         レクチャー:「現状分析の手法を学ぶ」
         ワーク:SWOT分析シートの作成

 第1回個別訪問 平成26年1月22日から2月10日までの間 @各団体の活動拠点
         SWOT分析シートの作成支援

 第3回座学講座 平成26年2月11日(火)14:00?17:00 @しみん基金・KOBE事務所
         プレゼン&アドバイス:SWOT分析結果とビジョンとのギャップ
         レクチャー:「課題抽出とその解決策検討の手法を学ぶ」
         ワーク:課題抽出・解決策検討シートの作成

 第2回個別訪問 平成26年2月12日から3月3日までの間 @各団体の活動拠点
         課題抽出・解決策検討シートの作成支援

 第4回座学講座 平成26年3月4日(火)14:00?17:00 @しみん基金・KOBE事務所
         プレゼン&アドバイス:課題抽出・解決策検討結果
         レクチャー:「BSCによる中期計画づくりを学ぶ」
         ワーク:BSCによる年度計画シートの作成

 第3回個別訪問 平成26年3月5日から3月24日までの間 @各団体の活動拠点
         BSCによる年度計画シートの作成支援

 第5回座学講座 平成26年3月25日(火)14:00?17:00 @しみん基金・KOBE事務所
         プレゼン&アドバイス:BSCによる年度計画
         レクチャー:「企業からみたNPOの課題」
         全体のふりかえり

最終回では、最後に作成した年度計画を発表してもらい、それに対して講師・アドバイザー陣を含めてのフリーディスカッションで、それぞれの計画をブラッシュアップしてもらいました。
またその後、当基金専務理事の瀬戸口より「企業からみたNPOの課題」というお題で講演して頂き、企業との協働では相手のメリットを提供することが大切であることをお伝えさせて頂きました。

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当基金では数年前から、助成というかたちで資金支援した後のフォローアップをどのような形で進めていくのが良いのか、が課題のひとつでした。
助成した団体が、5年経っても、10年経ってもより輝きを増しているようになってもらうことが、当基金へご寄附頂いた方々のご期待に応えることになり、合わせて助け合い・支え合う地域コミュニティの創出と、寄付文化の醸成につながるのではないか、と考えてきました。

そのひとつの解決策として、当基金として体系的にマネジメント支援ができるようになることを目指して、この数年間様々な学びや実践を積み重ねてきまして、ようやく念願の独自のプログラムにチャレンジすることができるようになりました。

昨日最終回を終わえて、本日アンケートを読ませていただき、結構好評でしたので、ホッとしました。
これも、ひとえに関わっていただいた皆様や受講いただいた団体の方々のご支援・ご協力おかげでありまして、改めてこの場を借りて御礼申し上げます。

この講座自体のふりかえりもしっかり行い、また新年度も取り組めるように頑張っていきたいと考えています。今後とも、どうぞよろしくお願いします。






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