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はちどり人権塾の活動を見学しました。

明石市には公募により中学校区に一人、人権教育推進員を配置するという制度があり、はちどり人権塾はその推進員が退任後、推進員経験で得た知識、経験を、市民目線で行かせていこうと設立されました。

 その取り組みの一環として、より多くの人に人権を身近なものと思ってもらうために手作りで、掲示用や色紙大の人権かるたを制作したそうです。当会の助成では、そのかるたを発展させ、より広範囲に使ってもらえるよう普通サイズで100部作成しました。

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かるたの句も推進員時代の人脈を生かして学校を中心に公募し、中高生をはじめとして、幅広い年代の人が考えたものとなっています。そのため、子どもから高齢者まで自分とは違う世代の方とかるたで遊ぶことを通じて、人権について様々な捉え方を学ぶことができるようになっています。

 今回は、そのはちどり人権かるたが完成して初めての講座が明石市西島地区コミュニティ会館にて地域の高齢者が集うサロンで開かれました。

 約1時間の講座の中で、かるたの一つ一つの句の意味を参加者の方たちと一緒に考え、遊びながら人権について学ぶことができたのではないかと思います。

 参加者の中には、普段は物静かな方も積極的にかるたをしてくれた方もいたそうで、人権をかるたという遊びを通じて学べるのは面白いとおっしゃっていました。


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またこのはちどり人権かるたは、明石市内にある中学校や高校にも配布されており、実際に人権研修会等で活用される予定です。他にも、はちどり人権塾は、人権に関する様々な講座等を定期的に開催しているそうです。 

明石市は、各地域に人権教育推進員が置かれ、今回の講座にも、地域の担当の方が企画から関わり、行政との距離も近く、市民活動を促進する仕組みが整備されているように見えました。そしてこの仕組みから生まれたはちどり人権塾が、さらに活動をより身近なものに発展させていました。

こういったNPOと行政の間をつなぐ取り組みが他の地域にも広がっていくと、さらに市民活動が活発になるのではないかと思いました。

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