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福島ハーメルン・プロジェクト ジョイントチームの活動を見学しました。

今回は、730日から83日まで、福島から来られた方と西宮に避難している方合計5家族15人で45日の一時保養キャンプが実施されました。

 このキャンプは、家族で淡路島を楽しみ満足して帰られる方が多いそうで、リピート率も約8割と大変人気なものとなっています。

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初日は、このキャンプの特徴でもある健康診断が神戸で行われました。最初のころの参加者の希望で始めた取り組みですが、キャンプを楽しむだけでなく、住んでいる地域とは違う場所で健康診断が受けられるというのは普段不安を抱えられている方にとっても嬉しい取り組みなのではないでしょうか。

淡路でのキャンプも回を重ねることで行政とのつながりもでき、2日目からは、行政から紹介された地元の学童の子どもたちや高校生とゲームや海水浴等で交流をしていました。海水浴初体験の子どもがいるなど、普段海で遊ぶことが少ないこともあってか、それぞれ楽しそうに海水浴をしていました。また、地元の学童の子どもたちや高校生と交流をすることで、それぞれの地域で起きた震災について、お互いに新たに学ぶ機会があったかと思います。こうしたキャンプ等を通じ、少しでもより多くの人が楽しみながらも学習の機会が得られるということも大切なことだと感じました。

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震災から約4年が経過し、全国的に見ると資金的な問題もあり、年々保養キャンプといった取り組みが減少しているようです。「すべての被災家族を救えるわけじゃないキャンプを続けることに意味があるのかという意見もある。本来は行政がすべての被災者にすべきことだと思う。でも数家族だけにしかできないからと言って、しないというわけにはいかない。」と主催者の一人である熊さんは言われていました。そのような、あまねく平等ではなくても、しないよりはする、できる範囲で取り組み続ける、といった行動はボランティアの原点ともいえるでしょう。

今回から、新たな試みとして、クラウドファンディングによるキャンプの資金集めにも取り組んだそうです。多くの方に保養キャンプについて知ってもらうと同時に寄付をいただくことが出来、これからも継続的に活動を行うためにも多くの団体でも行える方法の一つだと思います。

福島の現状を知ってもらい、キャンプに参加したい方ができるだけ参加できるような継続的な取り組みが必要だと感じました。

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