Home > 助成団体の活動紹介 > こうべ子どもにこにこ会にお伺いしました

こうべ子どもにこにこ会にお伺いしました

平成3031日神戸市本庄小学校にて「校内日本語教室学習発表会」が、
行われ多様な文化や社会背景を持つ子ども達一人一人が、これまで準備してきた学習の成果を発表しました。


IMG_5266.jpg

うべ子どもにこにこ会さんは、2002年に発足し、主に神戸市東灘地域に住んでいる多様な文化や社会背景を持った子どもたちへの日本語・強化、母語の学習や学校、生活面でのサポートを目的としたNPOです。国籍やルーツに関係なく、すべての子どもたち一人ひとりが多様性を尊重し、社会で自立していけることを願って「地域連携」による、よりよい環境づくりにも積極的に取り組まれています。

発表を行った子どもの中には、今年度の2学期に中国から初めて日本の本庄小学校に転入した子どももいましたが、日本語で「中国語と日本語の漢字について」素晴らしい発表をされていました。初めて聞いた私にとっては、2学期から3月までの期間なのに日本語で友人や先生方とも日本語でコミュニケーションがとれていることができていることに驚きました。そして発表していた子ども達の笑顔や一人一人の表情が本当に素敵でした。


IMG_5253.JPG

こうべにこにこ会事務局コーディネーターの松下 朋子さんは、全く話せなかった子どもが立派に話せるようになった姿を発表会の場で見られた時が何よりもの喜びだと話されました。子ども達の頑張りが喜びであり発表会を見られていたボランティアの先生も感動されていました。

子ども達の支援を行う立場として抱えている困難は、子ども達への初期指導の時間が少ないことです。子ども達は最初本当に日本語がわからないという状況で学校が始まるそうです。子ども達は、こうべ子どもにこにこ会のボランティアさんの支援の元、日本語そして発表にふさわしい標準語を身に着けています。日本語を覚えまた言葉を文章化する力が、教科に繋がります。限られた時数の中でボランティアの皆さんが子どもに何が必要か保護者、学級担任と共有し試行錯誤しながら子どものサポートに尽力を尽くされています。またボランティアの人数不足も課題の一つです。ボランティアの皆さんは日本語指導員の有資格者であり現在も有資格者のボランティアのメンバーを必要とされています。

子ども達が発表の最後に述べた感想の中には、「日本の漢字の勉強は面白い。これからも頑張ります。」という声がありました。また学校の先生方も子ども達から学ぶことが多いと話されていました。

私は、初めて日本語教室の場に参加させて頂きましたが、本当に子ども達が一人一人内容は異なりますが、自分の母国のことや大好きな本のこと素晴らしい自分らしい発表を行っていて本当に感動しました。助成金は子ども達のための教育費用に活用され子ども達の日本語を学ぶことに活かされ、今回の発表に繋げられているのだと感じました。

Home > 助成団体の活動紹介 > こうべ子どもにこにこ会にお伺いしました

Search
Feeds

Return to page top