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「写真が動き出すARワークショップ」展示訪問記

 10月7日、元町映画館と協力して活動していらっしゃるInterdisciplinary Art Project Kobe(IAPK)実行委員会の代表、韓成南さんにお話を伺いました。

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IAPKでは10月24日から25日にかけて拡張現実(AR)で見るショートムービー制作ワークショップという活動が行われていました。

 参加者は10名、俳優さん、撮影経験者、初心者入り混じっての活動でした、コロナで外出することが少なくなる中、この機会にと参加して下さったそうです。

 この活動で作られた映像は、10月25日から11月3日の間に元町商店街4丁目の各店舗前に展示された6つの写真をARの技術が使われたスマホの専用アプリで読み取ることで視聴することができます。スマホのカメラで写した写真からそのままムービーが再生されるというものです。

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その内容は二人の女性が商店街の各店舗を巡っていくというストーリーになっており、6つの写真それぞれで異なるショートムービーを視聴することができました。この6つショートムービーは連続した一つのストーリーになっており、『自分とは違う立場の人を想像する』事をテーマに制作されました。私も視聴しましたが少し不思議な雰囲気の映像で、心に引っ掛かるものがありました。

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 このようなARムービーを制作するワークショップ活動は二度目であり、一度目の制作の時に協力して下さった商店街の方々が、引き続き協力してくださりスムーズに撮影できたそうです。ワークショップ活動はこれからも継続していくようで、次の機会にはもっと本格的な撮影をしてみたいと韓さんは意気込んでおられました。

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韓さんはこのような活動を通じて、ARのような現代アートに興味のある人、映画に興味がある人などの垣根を取り払い、二つのジャンルをもっと多くの人が楽しみ、アートを日常の身近なものにしたいとおっしゃっていました。

 そして、全国の人たちに元町や神戸、IAPKにもっと興味を持ってもらうため、活動の幅を徐々に増やしていくことがこれからの目標だとおっしゃっていました。

 

 最後に、実際に私の目の前でスマホ片手にムービーを視聴する一般の人を見かけることがありました。この活動に興味を持って楽しんでいる人の姿を見て、もっと多くの人が楽しめるようにワークショップをこれからも続けていって欲しいと思いました。

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