しみん基金・KOBE | 設立趣旨、設立の経緯、これまでの実績とあゆみ設立趣旨、設立の経緯、これまでの実績とあゆみ

設立趣旨(要約)

阪神・淡路大震災を契機として、ボランティア・NPO/NGOなど市民による公益的な活動の意義と重要性が再認識され、社会的にも認知されてきました。

しかし、市民による公益的な活動といっても具体的に何をすればよいのか、どうすれば自分たちの志が役立つのか、といった戸惑いがあることは隠せません。また、市民活動団体にしても運営面や資金面で問題点を抱えており、その活動基盤は脆弱なままです。さらに、「良き企業市民」として企業の社会貢献活動(フィランソロピー)にも期待が寄せられますが、単独の支援事業等には限界があることも確かです。この3つの課題を解決して、市民活動の基盤づくりを公的支援に頼ることなく、自律かつ自立した市民社会を築きあげるためには、市民・企業市民が自発的に寄付を出し合い、智恵とチカラを持ち寄って市民による公益的な活動を支えていく仕組みを備えることが、何よりも求められているというべきです。

そこで私たちは、そのような仕組みを実現する機関として「特定非営利活動法人 しみん基金・こうべ」を設立いたしました。これは、広い範囲からの支援の受け皿となるべく、市民が中心となり、企業や行政などがこれを側面から支える機関であり、地域の市民活動団体への助成等の事業を通じて、市民社会の基盤の確立維持と強化に貢献することを目的としています。「自発的・主体的な市民と市民による地域連携型組織が責任をもって社会に参画し、こころを育みいのちを大切にした持続可能な地域におけるくらしを支えあう」私たちは、次代に向けてこのような「市民社会」を確立したいと考えています。

設立の経緯

1995年1月の阪神・淡路大震災後には復興支援のために全国から多くのボランティアが駆け付け、また1,800億円にものぼる義援金が寄せられました。多くのボランティア団体が誕生し、公的資金である阪神・淡路大震災復興基金をはじめ、民間からも震災バブルとさえ言われるようになるほどの多額の活動資金が投入されました。

しかし、震災後3年目の1998年頃から資金パイプは次第に細くなってきました。民間基金では、大口の「阪神・淡路コミュニティ基金」(代表・今田忠氏、現在市民社会研究所代表)が1999年3月で閉鎖されることが決まっていました。しかしながら、多くのボランティア団体では、資金がないからといって活動を取り止めにすることはできない状況でした。そこで、せっかく芽生えてきた市民活動を育てるためには、行政や大型民間助成財団に頼ることなく、「市民の手で市民のためにつくる基金」を設立しようという構想が、被災地NGO恊働センターの村井雅清氏(現しみん基金KOBE副理事長)と阪神高齢者障害者支援ネットワークの黒田裕子氏(現しみん基金KOBE理事長)等が中心となって呼びかけられはじめました。(「KOBE・市民コミュニティ基金」設立をたくらむ「悪巧みの会」、1998年8月頃)

そして、1998年11月に設立準備委員会が発足し、それ以降10回の協議を重ねる中で、名称を「しみん基金・KOBE」とし、基本財産3,000万円、運営財産5,000万円の目標で募金活動を行うことになりました。幸いなことに、「阪神・淡路コミュニティ基金」の閉鎖前に、被災地NGO恊働センターに市民活動団体へ資金的支援をするしくみをつくることを前提に3000万円の助成が行われ、基本財産については目処が立ちました。

また、企業との連携を模索していましたところ、「市民活動支援特別委員会」を設置してNPO活動支援への取り組みを始めていた神戸青年会議所に参画していただくことになり、ビジネスに巧みな人材の協力が得られ事務処理も飛躍的にスピードアップされました。さらに神戸市からは、旧中央区老人憩いの家の一角を事務所として無償で提供いただくことになりました。

その後、1999年7月に「特定非営利活動法人しみん基金・KOBE」の設立総会が開催され、官・民・学・企の連携を図りながら一人ひとりの市民がお金を出し合って市民活動を支え育て合っていくための日本で初めてのNPOによる基金が立ち上がりました。そして、2000年1月にNPO法人格の認証を受け法人登記も完了させ、正式に発足いたしました。

これまでの実績とあゆみ

「しみん基金・KOBE」では、これまでの10年間で延べ116団体に合計42,365,800円の助成金を交付してきました。これによって、地域の市民活動の基盤形成の一助としての役割を果たし、これまで助成をしてきた団体の多くは活動を継続されていて、地域の中で大切な役割を果たしています。

一方、この助成事業を支えるために、これまでの10年間で「しみん基金・KOBE」の提供する様々な機会を通じて、延べ300口で合計 77,003,239円(2009年12月末日現在、基本財産分は除く)の寄付が託されてきました。これらはすべて、一人ひとりの市民が少しずつでも支えあい育てあう「市民社会」づくりに支援しようという想いの賜物であり、このような暖かいお志を頂いた皆様方に心より感謝申し上げます。

募金活動、講演会・イベント等 助成事業等

1999
(H11)

第1回こうべiウォーク※1(1月)

発起人会(5月)

設立総会開催(7月

NPO法人格申請

H11年度助成事業
(10~12月:15団体、799.68万円)

2000
(H12)

NPO法人格取得・登記完了(1月)

第2回こうべiウォーク※1(1月)

柳田邦男講演会(3月)

ダイズ財団パイク会長講演会※2(6月)

H12年度第1回助成事業
(5~6月:6団体、300万円)

H12年度第2回助成事業
(10~11月:8団体、465.5万円)

「もういちど出会えてありがとう」支援事業※3
(第1回:10~11月)

2001
(H13)

第3回こうべiウォーク※1(1月)

「もういちど出会えてありがとう」支援事業※3
(第2回:1~3月)

H13年度助成事業
(5~6月:7団体、429万円)

「もういちど出会えてありがとう」支援事業※3
(第3回:5~7月)

2002
(H14)

市民活動団体と寄付者の交流会(7月)

H14ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

H14年度助成事業
(9~10月:13団体、450万円)

2003
(H15)

ぼたんの会・夜会※5(4月)

柳田邦男講演会(7月)

加藤周一講演会※6(9月)

NPO支援アドバイザー派遣事業※7(6~2月)

H15ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

2004
(H16)

リサイクル寄付事業開始(4月~)

ぼたんの会・夜会※5(5月)

NPO支援アドバイザー派遣事業※7(6~2月)

H15年度助成事業
(2~3月:9団体、292.1万円)

H16ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

2005
(H17)

1・17メモリアルコンサート竹下景子さん詩の朗読と音楽の夕べ※5(1月)

ぼたんの会・夜会※5(5月)

H17ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

2006
(H18)

1・17メモリアルコンサート竹下景子さん詩の朗読と音楽の夕べ※5(1月)

ぼたんの会・夜会※5(5月)

ひょうごコミュニティ・ファンド・ネットワーク
(4月~)

H18ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

H18年度助成事業
(8~10月:9団体、305万円)

2007
(H19)

1・17メモリアルコンサート竹下景子さん詩の朗読と音楽の夕べ※5(1月)

ぼたんの会・夜会※5(5月)

NPOメッセin関西※8(12月)

H19ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

H18年度助成事業成果報告会(5月)

H19年度助成事業
(8~10月:14団体、310.1万円)

2008
(H20)

1・17メモリアルコンサート竹下景子さん詩の朗読と音楽の夕べ※5(1月)

ぼたんの会・夜会※5(5月)

NPOのファンドレイジングを考える集い※9(8月)

H20ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

H19年度助成事業成果報告会(5月)

H20年度助成事業
(7~10月:18団体、381.5万円)

2009
(H21)

こうべあいウォーク2009※1(1月)

1・17メモリアルコンサート竹下景子さん詩の朗読と音楽の夕べ※5(1月)

ぼたんの会・夜会※5(5月)

H21ひょうごボランティアあしすと支援事業※4
(1~5月)

H21年度助成事業
(7~10月:17団体、499.7万円)

H20年度助成事業成果報告会(11月)

注釈

  • ※1 こうべiウォーク実行委員会との共催事業
  • ※2 神戸復興塾と共催事業
  • ※3 神戸市(神戸21世紀復興記念事業)からの委託事業
  • ※4 はぁ~とふるふぁんど委員会(兵庫県遊戯業協同組合と神戸新聞グループで構成)からの委託事業はぁ~とふるふぁんど委員会(兵庫県遊戯業協同組合と神戸新聞グループで構成)からの委託事業
  • ※5 ぼたんの会実行委員会による事業(当基金は実行委員会の事務局として参画)
  • ※6 加藤周一講演会実行委員会による事業
  • ※7 神戸市からの委託事業((特)神戸まちづくり研究所との協働事業)
  • ※8 (特活)日本NPOセンター・近畿労働金庫・NPOメッセ実行委員会主催(当基金は実行委員会に参画)
  • ※9 (特活)大阪NPOセンター・(特活)ビッグイシュー基金・(株)ヘッドジャパンと当基金の共催
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