しみん基金・KOBE | 助成事業の実績
平成20年度助成事業
平成20年10月23日(木)、神戸市生涯学習センター(コミスタ神戸)にて、しみん基金こうべ助成事業の公開審査会が行われました。
今回は応募総数が78件。事前の書類選考の結果、21の団体の方々にプレゼンテーションをおこなっていただきました。なお、昨年度に引き続き「少額枠」を設け、申請額が10万円以下の団体については書類選考のみで、決定いたしました。
審査の結果、下記の18団体(少額枠:10団体、一般枠:8団体)の各々の事業に合計3,765,000円(少額枠:785,000円、一般枠:2,980,000円)を助成することが決まりました。
なお、今年度は、高野山真言宗「共利群生(きょうりぐんじょう)活動支援基金」からの寄付金により実施しました。
助成決定団体とその事業
区 分 |
番 号 |
団体名 | 所在地 |
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事業名 | 助成金額 | ||
事業の目的・社会的必要性(申請書類より抜粋、一部補足) | |||
少 額 枠 |
1 | 色たんと 神戸ころころ | 神戸市垂水区 |
カラーセラピーを広めるために | 63,000 | ||
下絵から手作りしたぬり絵と、色彩効果で元気の出る画材を使ったカラーセラピーを通じて、子供や高齢者が生きている自分自身の存在を確信できるようになることを目的としている。 | |||
2 | 手話サークルたるみ | 神戸市垂水区 | |
社会参加支援事業 | 60,000 | ||
ビデオカメラ等を利用し、聴覚障害者にさまざまな情報をよりわかりやすく提供する学習会などを開催することを通じて、聴覚障害者の社会参加を支援することを目的としている。 | |||
3 | フェアトレードひょうごネット | 神戸市東灘区 | |
秋のセミナー:映画「おいしいコーヒーの真実」から見えるもの | 80,000 | ||
映画「おいしいコーヒーの真実」の上映を通じて、その提起する様々なテーマ(「貿易格差」「グローバリゼーション」「飢餓」等々)を、講演とワークショップを通じて考え、フェアトレードの重要性について社会的認知を広めることを目的としている。 | |||
4 | 朗読ボランティアグループおはなしKOBE | 神戸市東灘区 | |
小学校での学級単位の「お話会」活動 | 100,000 | ||
小学校の授業時間に「お話会」を実施することで、こどもたちが絵本や児童文学・昔話の楽しさ・豊かさを味合い、楽しみながら感性を磨き、自然に集中力を身に付けていくこと目的としている。 | |||
5 | 多文化交流フェスティバル実行委員会 | 神戸市中央区 | |
多文化交流フェスティバル | 100,000 | ||
神戸市内の外国人コミュニティ間の交流を深め、また地域団体との連携を図り相互理解を進めることで、多文化共生のまちづくりに資することを目的としている。 | |||
6 | (特活)COM総合福祉研究所 | 神戸市中央区 | |
子育てサポーター養成講座 | 50,000 | ||
核家族化、地域コミュニティの人間関係の希薄化で、孤立しがちな子育て家族をサポートする人材を育成することで、育児不安・育児ノイローゼ、乳幼児虐待を予防することを目的としている。 | |||
7 | 国際交流・国際協力支援団体 CLUB GEORDIE | 三田市 | |
クッキングコミュニケーション~みんなでわくわくお菓子なお祭り~ | 34,000 | ||
国、年齢、性別などさまざまな異なる文化を持った人たちと考え方や価値観を共有し、異文化交流の大切さを感じてもらい、異文化交流・異文化理解に対し積極的な姿勢を取れるようになることを目的としている。 | |||
8 | うたの街 | 神戸市須磨区 | |
うたの街 | 98,000 | ||
高齢者・障害者の施設に訪問し、昔懐かしい心に残るうたをみんなで歌い、健康増進と癒しにつとめることを目的としている。 | |||
9 | (特活)トータルサポートひょうご | 神戸市東灘区 | |
職場のいじめ被害撲滅に向けて~相談事業とシンポジウム開催 | 100,000 | ||
成果主義の浸透や非正規社員の増加は、職場での「いじめ」を助長し、うつ病や離職・自殺の原因になっている。それゆえに職場での「いじめ」の被害者の立場に立った相談を聞いてもらえる場所が必要とされている。その相談窓口の設置やシンポジウムを通じて“大人のいじめ”による被害を無くすことを目的としている。 | |||
10 | ひょうご市民後見研究会 | 神戸市東灘区 | |
市民後見人による障害者・高齢者支援へのチャレンジ その実践と展望 | 100,000 | ||
親亡き後の障害者、判断能力の低下した高齢者を守るために、専門家だけに委ねるのではなく、一般市民が成年後見制度に関わっていく方策を研鑽し、地域の中で市民後見人として活動できる人材を育てることを目的としている。 | |||
一 般 枠 |
11 | ひょうご福祉ネットワーク | 神戸市中央区 |
被災者、市民、福祉、生活、法律、税金、健康無料相談活動 | 500,000 | ||
主に震災復興住宅で、月一回各専門家による巡回相談と昼食の提供を通じて、各種社会保障の後退による生活苦への訴えに対し相談・アドバイスを行い、適宜問題解決のための支援活動を行なうことを目的としている。 | |||
12 | 自立生活センターリングリング | 神戸市兵庫区 | |
障害者の権利を保障し差別を禁止するための人権啓蒙活動 | 370,000 | ||
障害当事者が国連の「障害者権利条約」等について研鑽を重ね、地域社会における人権啓蒙活動を進めるための講演会を開き、誰からも差別されることなく地域で生き生きと生活できる真に豊かな社会を実現することを目的としている。 | |||
13 | NPO法人尼崎障害者センター設立準備委員会 | 尼崎市 | |
尼崎市内障害者団体・作業所・障害者・家族への支援及び尼崎障害者センター基金の創設と運営 | 300,000 | ||
尼崎市内の障害者関連団体・作業所が集まり緩やかなネットワークを形成し、福祉制度利用相談活動や研修・広報活動などを安定的に担うセンターを設立して、様々な障害者の生活にかかわる問題の解決を図ることを目的としている。 | |||
14 | でぃんぷる | 神戸市中央区 | |
学校間を越えた学生ボランティアネットワークの構築 | 150,000 | ||
学生中心のボランティア活動へ新しく参加する学生に対し、学校間を超えて学生自身がその魅力を伝える研修を実施し、ボランティア活動体験を通じて人と人のつながりの大切さやリーダーシップを身に付けることを目的としている。 | |||
15 | (特活)ほっとぽっと | 神戸市須磨区 | |
かんたんパソコン教室継続発展事業 | 460,000 | ||
パソコン教室開催やその講師養成の学習会開催を通じて、障がい者自身ができることで社会参加・社会貢献をし、その中で障がい者と健常者の双方が学びあいわかりあっていける社会になることを目的としている。 | |||
16 | (特活)HIVと人権・情報センター 関西支部 | 神戸市中央区 | |
青少年向けエイズ教育のピア・エデュケーター育成 | 300,000 | ||
HIV感染拡大が危惧される中、青少年に向け、エイズ予防についての啓発活動を担う同世代のピア・エデュケーターを育成することを通じて、意識の向上と行動の変容を促すことを目的としている。 | |||
17 | (特活)メリーポピンズの会 | 宝塚市 | |
ボランティアがボランティアを育てる 園芸ボランティア養成塾 | 480,000 | ||
熟達した会員ボランティアや専門家の人脈を総動員し、種からの育苗を中心に築きあげてきた自立的・持続的園芸システムのノウハウをボランティアによって伝えるタンポポ塾の開催を通じて、人材育成とノウハウの外部公開を実現し、花と緑で福祉・教育施設と地域住民を結ぶことを目的としている。 | |||
18 | ひょうごん福祉ネット | 神戸市須磨区 | |
制度外の福祉を支えるNPOのネットワーク作りと経営力強化事業 | 420,000 | ||
地域の高齢者・障害者福祉を住民が自ら担うNPOが集まり、経営研究会やワーカー養成講座・共通のホームページ立ち上げの実施を通じて、提供するサービスの質をいっそう高め、同時にNPOとしての経営力向上と行政への制度改善の働きかけを図ることを目的としている。 |
審査員(順不同・敬称略)
- 山口 一史
- (特活)ひょうご・まち・くらし研究所 = 審査員長
- 島田 誠
- アートサポートセンター神戸
- 清水 勲夫
- (財)野外活動協会
- 石東 直子
- 石東・都市環境研究室
- 松村 敏明
- (社福)えんぴつの家
- 北川 創一郎
- 毎日新聞社神戸支局
- 森崎 清登
- 近畿タクシー(株)
- 中瀬 勲
- 兵庫県立人と自然博物館
- 相川 康子
- 神戸大学経済経営研究所
- 河口 紅
- (特活)さんぴぃす
- 觜本 郁
- あじさい基金-しみん基金こうべを支える会