しみん基金・KOBE | 助成事業の実績
平成22年度助成事業
平成22年10月26日(火)、神戸市生涯学習センター(コミスタ神戸)にて、しみん基金こうべ助成事業の公開審査会が行われました。
今回は応募総数が72件。事前の理事会における書類選考の結果、18の団体の方々にプレゼンテーションをおこなっていただきました。なお、昨年度に引き続き「少額枠」を設け、申請額が10万円以下の団体については、書類選考のみで4団体を決定いたしました。
審査の結果、下記の8団体(一般枠のみ)の各々の事業に合計3,046,000円を助成することが決まりました。
助成決定団体とその事業
区 分 |
番 号 |
団体名 | 所在地 |
---|---|---|---|
事業名 | 助成金額 | ||
事業の目的・社会的必要性(申請書類より抜粋、一部補足) | |||
少 額 枠 |
1 | (特活)兵庫盲ろう者友の会 | 神戸市中央区 |
盲ろう児教育研修事業 | 315,000 | ||
盲ろう児への専門的な教育機関が兵庫県内にはなく、少しでも多くの教育関係者や一般市民の方々に盲ろうの実態を知っていただき、盲ろう児に対する教育の専門性の向上を図るための事業。 | |||
2 | 自立援助ホーム 園田の家 | 尼崎市 | |
自立援助ホーム「園田の家」の運営 | 432,000 | ||
現行の福祉行政では対応しきれていない、18歳以上の不登校・ひきこもり・虐待等による心身のケアを必要としている青少年に対して、癒しと自立に向けての準備をする場を提供する事業。 | |||
3 | NGO ベトナム in KOBE | 神戸市長田区 | |
在日ベトナム人高齢者の充実した生活つくり事業 | 500,000 | ||
言語や生活の面で不安やストレスを抱える在日ベトナム人高齢者の地域社会からの孤立化を解消するために、外出して家族以外の人達とベトナム語で語り合える機会を提供する事業。 | |||
4 | 神戸三田外国人サポートの会 | 神戸市北区 | |
外国につながる児童生徒と保護者への支援事業 | 338,000 | ||
企業誘致による外国人の就労や国際結婚の影響で増えてきている三田市や篠山市、丹波市などの外国籍生徒とその保護者に対する進路や将来設計に関する相談等のサポートをする事業。 | |||
一 般 枠 |
5 | (特活)アズイット | 宝塚市 |
人間関係や就労に困難を抱えた障害者の理解と就労支援 | 280,000 | ||
人間関係や就労に困難を抱える成人の発達障害・精神障害者に関する現状を理解してもらい、改善するための支援の在り方を考えるシンポジウムを開催する啓発事業。 | |||
6 | (特活)障害者自立センター | 加古川市 | |
特殊車椅子導入と「車椅子海岸定期散歩会」/新「兵庫県全鉄道・海水浴バリアフリー情報 HP及び冊子設置」 | 337,000 | ||
高齢者や障害者が潤いを持って住み続けられる地域にする為に、兵庫県内の駅舎と海水浴場のバリアフリー情報を提供する事業、及び車椅子利用者との海岸散歩会を実施する事業。 | |||
7 | 神戸大学学生震災救援隊 | 神戸市灘区 | |
自然災害被災地での足湯ボランティア活動の実施と継承・普及 | 364,000 | ||
能登半島地震被災地と兵庫県佐用町水害被災地で、学生ボランティアが被災された人に足湯につかりながら一対一で向かい合い会話の中から出てくる「つぶやき」を拾いあげて不安解消策や要望につなげる活動の実施と、新しいボランティアスタッフを育成する事業。 | |||
8 | 兵庫県震災復興研究センター | 神戸市中央区 | |
『大震災15年と復興の備え』による啓発・情報発信事業 | 480,000 | ||
頻発する自然災害による被災者の生活・住宅再建のための災害復興制度の確立を目指して、事前の予防策や直後の緊急対応など平時から「復興の備え」を啓発・情報発信する事業 |
審査員(順不同・敬称略)
- 山口 一史
- (特活)ひょうご・まち・くらし研究所 = 審査員長
- 石東 直子
- 石東・都市環境研究室
- 松村 敏明
- (社福)えんぴつの家
- 藤井 英映
- 兵庫県観光・国際局観光振興課
- 相川 康子
- (特活)NPO政策研究所
- 河口 紅
- (特活)さんぴぃす
- 觜本 郁
- あじさい基金-しみん基金こうべを支える会
- 津久井 進
- 弁護士法人芦屋西宮市民法律事務所
- 二木 一夫
- 毎日新聞社神戸支局
- 中島 淳
- 神戸芝居カーニバル実行委員会
草地奨励賞
この賞は、当基金の初代理事であった故草地賢一氏(阪神大震災地元NGO救援連絡会議代表)の長年にわたる幅広い草の根市民活動の哲学と業績をたたえ、その遺志を受け継いでいくため、草の根支援の見地から意義のある活動を長く活発に展開されている団体に対し授与されるものです。
各年度の当基金助成事業に申請された団体で、惜しく選考からもれた団体の中から1団体を当基金理事会にて決定しています。
各年度の受賞団体は、以下の通りです。
- 平成21年度
- 三木自然愛好研究会
- 平成20年度
- たからづか民族まつり実行委員会
- 平成18年度
- ウィメンズネット・こうべ
- 平成13年度
- グループ117
- 平成12年度
- コッキリの会