しみん基金・KOBE | 助成事業の実績助成事業の実績

平成23年度助成事業

平成23年10月31日(月)、神戸市生涯学習センター(コミスタ神戸)にて、しみん基金こうべ助成事業の公開審査会が行われ、下記のとおり助成先を決定いたしました。

今年度の助成事業では、昨年度に引き続き「次代の担い手の育成を重視する」というテーマを掲げました。合わせて、従来からの分野を限定しない一般枠とともに、7月16日に開催した『東日本大震災被災者支援/日本を元気に!チャリティ‐コンサート』の収益金による指定寄附に基づいて、東日本大震災で被災した人々を支援するボランティア活動へ助成する特定枠を設けました。

応募総数は66件(一般枠:50件、特定枠16件)、9月の理事会において書類審査の結果、18の団体の方々にプレゼンテーションをおこなって頂くことになりました。そして、各団体の活動場所を訪ねてのヒアリング調査を経て公開審査会を行い、審査の結果、下記の12団体の事業に(一般枠:8団体1,480,000円、特定枠:4団体1,490,000円)合計2,970,000円を助成することが決まりました。

助成決定団体とその事業



団体名 所在地
事業名 助成金額
事業の目的・社会的必要性(申請書類より抜粋、一部補足)


1 兵庫県手話サークル連絡会 神戸市中央区
県サ連ブロック学習会・研修会 200,000
聴覚障がい者と通訳者、市民の交流による情報交換を行い、聴覚障がい者に対する理解を深め、また手話通訳者や聴覚障がい福祉の専門家を招き、手話技術の向上を図る研修会を開催する。
2 点訳グループともしび 加古川市
パソコンによる点訳奉仕グループ 74,000
パソコンの導入により依頼図書の点訳作業の効率化を図り、視覚障がい者の社会参加のお手伝いをし、点訳普及に役立てる。
3 ひよどり台エコタウンクラブ「エコミミズプロジェクト」 神戸市北区
ミミズ飼育による生ゴミ減量化プロジェクト 70,000
日常生活から発生する生ゴミを餌にミミズを飼育し堆肥作りを行い、その対比で育てた家庭栽培の野菜を食する、地域単位の循環型社会の創造とCO2削減を目指す。
4 兵庫県喉摘障害者福祉協会 神鈴会 神戸市中央区
喉摘者の代用音声発声指導員のスキルアップ養成研修 78,000
喉摘者の代用音声法は、日々新しい技術が進化しているのだが、それを指導する職業的専門家がおらず、喉摘者自らが習得・指導する必要性に迫られている。
5 神戸大学灘地域活動センター 神戸市灘区
災害復興住宅住民と周辺地域住民でのコミュニティ形成支援事業 408,000
災害復興公営住宅には、被災前の居住地域から離れて暮らす単身世帯の高齢者が多く、孤立感も持たれている。そういった方々のために、友人を作ったり悩みを相談する「場」を提供することを目的に、茶話会やイベントを開催する。
6 (特活)あんだんてKOBE 神戸市灘区
知的障がい児・者余暇活動支援事業~グループ音楽活動を通した余暇支援と交流活動~ 300,000
さまざまな音楽は、音やリズムを通して情緒の発達を促すと同時に自己表現を可能にし、他者とのコミュニケーションを促す。知的障がい者や幼児、児童を対象に、音楽を通じた療法的活動会を開催する。
7 とびまつ森の会 神戸市須磨区
自然に学び、エコを活用する"里山づくり"を次世代に伝える 150,000
飛松中学校の学校林と周辺の森林を整備し、里山づくりを行うことによって自然から学び、自然を活用した作業や活動を行い、人々が心地よく過ごせる自然環境をつくる。
8 (特活)花と緑のネットワーク川西 川西市
「お家で出来る生ゴミの堆肥化」普及無料講習会 200,000
生ゴミを市収集ゴミに出さずに、コンポスト容器を使って自家堆肥をつくることを目的とした講習会を開催することを通じて、ゴミを資源にかえて循環させる「ゼロ・ウエイスト」社会を目指す。


9 トモニプロジェクト 神戸市灘区
気仙沼復興支援プロジェクト 330,000
東日本大震災で壊滅的な被害にあった気仙沼市に対して、市内の仮設住宅へ衣類などの物資提供の支援と、同市南町の復興商店街の支援を行うことで、少しでも早いまちの復興を促進させることを目指す。
10 災害支援団体 チーム神戸 神戸市長田区
東日本大震災の被災地における『コミュニティ・サロン』創設 330,000
東日本大震災で甚大な被災にあった石巻市湊地区の復興を目的に、残された住民や仮設に移動した住民が交流できる「ふれあいサロン」を開設、被災地住民とともに運営する。
11 (特活)よろず相談室 神戸市東灘区
つらさ共有・傾聴ボランティア-被災経験者・若者による被災者支援事業 330,000
石巻市の仮設住宅への継続的な訪問活動をし、阪神大震災経験者(高齢者・障がい者や若者)との語り合いを通じて、「人と人のつながり」の重要性を伝え、復興への前向きな一歩を踏み出す支援をする。
12 (特活)ダンスボックス 神戸市長田区
いわき・神戸 高校生プロジェクト 500,000
次代を担う高校生たちが自己を表現するための力を養う場をつくること、高校生同士の交流を促進することで、未来に向けて共に語り合う場をつくること、福島と神戸の芸術活動に関わる者が出会い、震災経験をともに分かち合いながら独自のネットワークを構築することを目指す。

審査員(順不同・敬称略)

石東 直子
石東・都市環境研究室 = 審査員長
松村 敏明
(社福)えんぴつの家
清水 勲夫
(財)野外活動協会
相川 康子
(特活)NPO政策研究所
河口 紅
(特活)さんぴぃす
觜本 郁
あじさい基金-しみん基金こうべを支える会
津久井 進
弁護士法人芦屋西宮市民法律事務所
二木 一夫
毎日新聞社神戸支局
中島 淳
神戸芝居カーニバル実行委員会

昨年度までの助成事業の実績

  1. 平成22年度
  2. 平成21年度
  3. 平成20年度
  4. 平成19年度
  5. 平成18年度
  6. 平成15年度
  7. 平成14年度
  8. 平成13年度
  9. 平成12年度(2回目)
  10. 平成12年度(1回目)
  11. 平成11年度

しみん基金・KOBE特別賞

今年度より「草地奨励賞」から名称変更した「しみん基金・KOBE 特別賞」は、各年度の当基金助成事業に申請された団体で、惜しくも選考からもれた団体の中から1団体を当基金理事会にて審議した結果「不良ボランティアを集める会」(神戸市長田区)に贈呈致しました。

* 代表・尾澤氏のコメント

活動を始めて間もない私たちに授与頂き、大変感謝しています。これまで活動を続けてきて、17年前のボランティア精神が回りに回って私たちを後押ししてくれているのではないか、と感じることが多々あります。その意味で私たちは、17年前に神戸に集まった想いに感謝しなければなりません。頂いた神戸市民の支え合いの精神を確実に拡げていくことを、綬章に際して誓いたいと思います。

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