しみん基金・KOBE | 助成先団体の事業成果
平成20年度助成先団体の成果報告
平成21年11月6日(金)神戸市生涯学習支援センター(コミスタこうべ)にて、平成20年度助成事業の締めくくりとして助成先団体による成果報告会を開催しました。
助成先団体の事業成果とメッセージ ~ご寄付はこのように活用されました~
1 | 色たんと 神戸ころころ | 神戸市垂水区 |
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事業名 | カラーセラピーを広めるために | 事業の 成果 |
下絵から手作りの塗り絵・身近にある紙・色彩効果で元気のある画材を使うカラーセラピーを高齢者施設等で実施することを通じて、自分の思うままに表現することの楽しさを感じていただき、参加者の秘めてる力を引き出すことができました。 |
メッセージ | 助成金で手持ちの材料や参考になる図書等を購入することができ、あまり知られていないカラーセラピーを胸を張って行うことができる喜びを感じています。カラーセラピーを通じて、年配の方々の豊かな個性を引き出せるようになりたいです。 |
2 | 手話サークル たるみ | 神戸市垂水区 |
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事業名 | 社会参加支援事業 | |
事業の 成果 |
助成金で購入したビデオカメラで撮影した画像をDVD にして、サークルでビデオライブラリーを設け、広くサークル会員の学習や聴覚障害者へ情報提供することで社会参加の支援をすることができ、サークル活動をより豊かなものにすることができました。 | |
メッセージ | ビデオカメラがあることにより、聴覚障害者がよりスムーズに情報を得ることができるようになり、また支援する側も繰り返し手話表現等を見ることを通じて、聞こえないことがどういうことかの理解が深まり、相互コミュニケーションの円滑化の助けになりました。 |
3 | フェアトレードひょうごネット | 神戸市東灘区 |
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事業名 | 秋のセミナー:映画「おいしいコーヒーの真実」から見えるもの | |
事業の 成果 |
予想以上の入場者が得られ、コーヒーという商品を通じて、市民が日本にいてできる国際貢献の手段としてのフェアトレードを知っていただくことができました。 | |
メッセージ | コーヒーにとどまらず、現在のグローバリズムの世界において、日本人は享受者であると同時に、加害者でもあることを認識することができ、今後の日本のあるべき姿について考えるきっかけを作ることが出来ました。 |
4 | 朗読ボランティアグループ おはなしKOBE | 神戸市東灘区 |
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事業名 | 小学校での学級単位の「お話会」活動 | |
主な 事業内容 |
読書離れを言われる子どもたちに、小学校の授業時間に「お話会」をすることを通じて、絵本や児童文学、昔話などの楽しさ・豊かさを味合うことができ、学校図書の借り出し冊数の増加など読書習慣導入に一役を果たすことができました。また、読書教育の有効性が認められ、開催を希望する学校が増えてきました。 | |
事業の 成果 |
「お話会」活動を永年続ける中で、こどもたちが楽しみながら感性を磨き、想像力が育ち、集中力も身についてくることに、現場の先生方から高い評価を頂いています |
5 | 多文化交流フェスティバル実行委員会 | 神戸市中央区 |
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事業名 | 多文化交流フェスティバル | |
事業の 成果 |
フェスティバルの開催を通じて、一般来場者が様々な国の料理や民俗芸能に触れ、また一緒に楽しむことができ、外国人コミュニティへの興味や国際交流のきっかけとなり、今後の多文化共生のまちづくりを進めるにあたっての一助としての役割を果たすことができました。 | |
メッセージ | 多くの外国人コミュニティが力を合わせ、地域の自治団体や学校などの協力と行政のバックアップのおかげで、多文化共生の豊かなまちづくりに役立ちたいという思いが、少しずつ実を結びつつあることを実感できました。 |
6 | (特活)COM 総合福祉研究所 | 神戸市中央区 |
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事業名 | 子育てサポーター養成講座 | |
主な 事業内容 |
地域コミュニティの人間関係の希薄化のために孤立しがちな子育て家族をサポートする連続子育て応援講座を開催することを通じて、子育てする社会環境と子どもの発達を学び、親同士の絆を深めることができました。 | |
事業の 成果 |
参加者アンケートでは満足度が高く、また開催してほしいという要望が高かった。子育て中の方同士が共感しあい、ふれあうことで安心感を与えることが出来たばかりでなく、新しいつながりをつくることができました。 | |
7 | 国際交流・国際協力支援団体 CLUBGEORDIE | 三田市 |
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事業名 | クッキングコミュニケーション~みんなでわくわくお菓子なお祭り~ | |
事業の 成果 |
お菓子づくりを通して、国籍・年代は違えども、異文化を持った人たちと自分たちの考え方や価値観を共有し、異文化交流の大切さを感じてもらい、今後も異文化に対して積極的な姿勢をとってもらうことを促すことができました。 | |
メッセージ | 「食」ということにフォーカスして、一緒に「つくる」という作業を共有することで、コミュニケーションや異文化交流の楽しさを伝えることが出来ました。 |
8 | うたの街 | 神戸市須磨区 |
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事業名 | うたの街 | |
事業の 成果 |
複数の高齢者施設を定期的に訪問し、毎回60 名ほどの施設利用者に歌と寸劇をご披露することを通して、一緒に歌い昔を思い出していただき健康維持と幸福感を与えることができ、またそのことがボランティアする側の励みにもなっています。 | |
メッセージ | このたびは過分な助成金をあずかり誠に感謝にたえません。おかげさまで、ボランティアグループ「うたの街」も9 年目を迎えることが出来ましたが、今後はボランティアメンバーの若返りが課題です。 |
9 | (特活)トータルサポートひょうご | 神戸市東灘区 |
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事業名 | 職場のいじめ被害撲滅に向けて~相談事業とシンポジウム開催~ | |
事業の 成果 |
新聞記事に掲載して頂いたお陰で、月2 回開催を計画していた無料相談会は、常に定員の相談者を迎え実施できました。また、シンポジウムは規模を縮小しての開催となりましたが、各方面からの理解を得ることができました。相談会とシンポジウムを通じて、職場の人間関係に悩む多くの人の声を聞き、すべてではないが解決への道筋を着けることができました。 | |
メッセージ | 1 人あたり1 時間以内の相談でしたので、十分なアドバイスができたかわかりませんが、相談後にうまく解決できたとの声もあり、改めて民間として相談者の立場にたってアドバイスすることの意義と今後継続していく必要性を認識いたしました。 |
10 | ひょうご市民後見研究会 | 神戸市東灘区 |
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事業名 | 市民後見人による障害者・高齢者支援へのチャレンジ その実践と展望 | |
事業の 成果 |
事例研究会などを通じて、成年後見制度を障害者・高齢者支援のための身近なツールとして市民の立場でどのように関わっていくかを学び、考えることができました。また、シンポジウムを通じて、成年後見制度の必要性を、一般市民に向けて発信することができました | |
メッセージ | 今後も事例研究会等を通じて、各地の様子を情報収集し、ネットワークの構築と「市民後見人」ということばの社会的認知を高めていくようにしていきます。 |
11 | ひょうご福祉ネットワーク | 神戸市中央区 |
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事業名 | 被災者、市民、福祉、生活、法律、税金、健康無料相談活動 | |
事業の 成果 |
主に震災復興住宅等での月1 回の巡回相談会・炊き出し配食サービスの実施を通じて、住民に対して福祉・法律・健康等の相談にのり、解決に向けての支援活動を行い、相談できる人のいない方々の命綱ともいうべき役割を果たすことができました。 | |
メッセージ | 昨今の不況を反映して相談の内容は複雑・多岐にわたり、複数の専門担当者で応対することが多くなっています。今後ともご支援をよろしくお願いします。 |
12 | 自立生活センター リングリング | 神戸市兵庫区 |
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事業名 | 障害者の権利を保障し差別を禁止するための人権啓蒙活動 | |
事業の 成果 |
障害当事者のDPI(障害者インターナショナル日本会議)の研修会への参加や、地域社会への人権啓蒙活動を進めていくための講演会やワークショップの企画を通じて、障害者の人権問題を把握し、わかりやすく語る力量を身につけることができました。 | |
メッセージ | 障害当事者が主体的に差別を無くす為の取組を進めていくことは、障害者を単に福祉サービスの問題として捉えるのでなく、地域の一員としての人権問題として捉えていく視点が大切だと理解できました。 |
14 | でぃんぷる | 神戸市兵庫区 |
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事業名 | 学校間を越えた学生ボランティアネットワークの構築 | |
事業の 成果 |
学校間の垣根を越えた学生たちがつどい、研修活動を経て、主体的にキャンプ企画をしたことで、ボランティア活動の魅力を知り、活動の輪を広げることができました。また、裏方作業の複雑さと大切さを経験することで、将来の職業観意識の醸成にも繋ぐことができました。 | |
メッセージ | >人が集い意見を交わし、活動者同士が共感しあい、他者から評価されるという「ボランティア」活動に参加することの魅力を、学生たちにどのように伝えていくかが今後の課題です。 |
15 | (特活)ほっとぽっと | 神戸市須磨区 |
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事業名 | かんたんパソコン教室継続発展事業 | |
事業の 成果 |
障がい者自身が講師となり実施してきた「かんたんパソコン教室」を継続発展させるために、講師養成講座を開き講師を増やすことができました。また、「かんたんパソコン教室」を有料化することで、講師側にもよい緊張感を持つことができ、双方が学びあい、つながりを深めることができました。 | |
メッセージ | 受講者さんから「丁寧に教えてくれてありがとう」などと温かい言葉をかけて頂ける度に、私たちでも人に喜んでもらえることがあるんだ、と思えます。今後に向けて課題も多いですが、一歩ずつ進んでいけたらと思っています。 |
※なお、⑩ひょうご市民後見研究会と⑬NPO 法人尼崎障害者センター設立準備委員会は、この助成事業対象期間中にNPO 法人格を取得され、現在はそれぞれ⑩(特活)市民後見ひょうご、⑬(特活)尼崎障害者センターとして活動されています。