- 2021年8月 2日 17:38
- 助成団体の活動紹介
ガジュマルの船は摂食障害をはじめとする依存症の人たちの自助グループで、メンバーは約20人。
おじゃました日はクラフト部の集まりがあり、布製のブックカバーを手縫いでチクチクと縫っていきます。
「気に入ったからもう1つ」という人や「前に作ったヘアバンドもいいよね」などと、 おしゃべりしながら楽しいひとときを過ごしました。

ここには参加できるメニューが毎日あります。クラフト部のほかに読書会や勉強会、朝や夜のミーティングなど、ほとんどをオンライン併用で行っています。ミーティングは話す練習と聞く練習になります。約束は評価しないこと。たとえよい評価であっても。言いっぱなし聞きっぱなしで「かるーくゆるーく」がモットーです。ほかに手芸材料の繭玉や綿花を自前で用意するため、北区に畑を借りて桑や綿を育てています。夏場は雑草の成長もはやくメンバーが協力して草取りや水やりをしているそうです。
活動は家賃や光熱水費、パソコンの諸経費などが必要です。ここを福祉事業所にすれば収入につながりますが、福祉の制度外でフラットな関係性を保ちながら自由に活動することを大切にしようと頑張っています。

当事者がいつでも集える拠点を神戸に定着させたいという強い思いが伝わってくる訪問でした。

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