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アトリエ太陽の子・展覧会に訪問しました。

2016年7月9日(土)、神戸市役所内市民ギャラリーにて開催された、アトリエ太陽の子の展覧会「神戸から熊本へ愛を!!」に訪問しました。



会場には550点以上の作品が展示されていました。アトリエに通うこどもたちの作品です。どの作品も明るく、画用紙いっぱいに描かれていました。

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「アトリエ太陽の子」は、こどもたちを対象に、自由に創造する場を提供している団体です。絵画・造形教室事業も行われており、そこに通うこどもたちは、描くコツや作る技を学びながら、創造力を養っています。
この展覧会を企画された、芸術家であり「アトリエ太陽の子」代表でもある中嶋洋子さんは、神戸を中心に、絵画・造形教室を主宰されています。阪神淡路大震災での被災経験をお持ちで、被災したこどもたちへの支援には特に熱い気持ちを持っておられます。
東日本大震災以降、被災したこどもたちと、神戸のこどもたちとを、絵を通してつなぐ活動を続けておられます。

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この日行われたワークショップには、中嶋さん主催の教室の土曜日のクラスに通うこどもたちが集まりました。中嶋さんは、こどもたち一人一人を「待ってたよー!」と迎え入れておられました。

ワークショップを始める前には、中嶋さんが熊本地震の被災地の小・中学校で行われたプロジェクトのニュース映像(NHKで取り上げられたもの)を鑑賞し、被災地のこどもたちの様子を知り、思いを馳せる機会も設けられました。

この日のワークショップの主な内容は、"くまモン"を描き、今年の熊本地震で被災した同世代のこどもたちにエールを送る作品を作るというもの。デッサンのコツを伝えながら、それぞれの優れた部分を引き出し、ほめながらワークショップを盛り上げている中嶋さんの姿は、とてもパワフル。2時間のワークショップもあっという間に終わってしまいました。

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中嶋さんは、絵を思いっきり描くことで、普段出せない感情を発散させてほしいとの想いも持っておられます。絵を通して人とのつながりを作っていくだけでなく、"心のケア"としての機能も重視した活動を展開されています。
特に東日本大震災以降につながってきた人とのネットワークが、今後どのように発展していくのかにも期待が高まります。   (お)


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