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舞子坂ふーみん「たかし&ただし うたと三線と手話の会」

2017729日(土)、神戸市垂水区にある「舞子坂ふーみん」の"居場所"で開催された、「たかし&ただし」による、うたと手話の会にうかがいました。「舞子坂ふーみん」は空き家を利用して、地元住民に"居場所"を提供する事業を2015年10月から続けておられます。

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毎週火曜日はランチをメインに交流の場を、土曜日には習字、陶芸、映画などを楽しめる場をつくっており、月に1度は障がいを持つ方が多数参加する調理教室があり、いつも来る常連の方も参加とされているようです。この日は、単発プログラム。うたと三線と手話を楽しむ会が開催されました。独学で三線を学び、各地で演奏活動をされている方と、聴力・言語障害をお持ちの方のデュオが招かれた企画でした。おふたりはSNSで出会い、お互いに三線と手話を教え合う仲になったそうです。8か月の練習期間ということでしたが、「上を向いて歩こう」を手話、うた、三線で見事に演奏されていました。技術を交換し合った、その成果を発表する場にもなっていました。参加者は約20人。お子さんからご高齢の方まで幅広く参加されていました。一緒にうたったり、手話をしたりと和やかな会でした。

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スタッフの方にお話を伺ったところ、スタッフの方々は、介護や福祉の現場の経験も豊富な方々であるため、専門的な相談事にも対応できるのが強みだということでした。「舞子坂ふーみん」の"居場所"は、利用者の方同士の情報交換の場所としても機能しているようですが、ふとした時に気軽に聞ける専門家が身近にいることを知っているだけでも、安心して生活できるのではないかと思いました。 

それぞれの立場にとって必要なかたちの"居場所"になっていることが、会場の雰囲気やお話からうかがえました。利用者、スタッフの垣根が低いこと、たすけあいながら運営していることも居心地の良さにつながっているのだろうと感じました。

 

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地域の人同士の顔の見える付き合いが、障害のあるなし、年齢の差を越えて続いていくことは、防災・減災にもつながるのではないかと思います。温かい"居場所"づくりがこれからも続き、その取り組みが各地域で広がると素敵だなと感じた1日でした。


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