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活動の現場を訪ねてー支援の会ひまわりー

おだやかに晴れた3月のある日、透析患者の通院支援をするNPO法人「支援の会ひまわり」が活動する第二協立病院(北館)を訪ね、理事で事務局長の青砥厚二さんにお話をうかがいました。

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阪急川西能勢口駅からほど近いこの病院はひまわりが患者さんを送迎する病院の1つで、3階に透析センターがあります。

現在ひまわりにはドライバー23名と病院内での見守り9名のボランティアがいます。ひまわりの会員である患者さんは一人暮らしや高齢者世帯が多く、ドライバーは場合によっては家へあがって車イスへの移乗などもするのでヘルパー資格を持っている人が約半数います。午前と午後に1人ずつ入る病院内の見守りボランティアも半数がヘルパー資格者です。

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病院から遠い能勢町や猪名川町の患者さんのお迎えにはドライバーは自宅を早朝に出ることになりますが、患者さんの体調にかかわる大切な役目なのでやりがいを感じて早起きされているそうです。

病院に到着すると見守りボランティアが付き添って着替えなどを手伝い透析室にお連れします。終了まで同じ階で待機しますが、この日も午後1時を過ぎると朝からの透析が終わり続々と患者さんが出てこられました。直後は疲労と血圧の低下からふらついて転倒することもあるので、ボランティアは声をかけて体調を気遣い、お茶をいれたり患者さんの荷物を持って玄関の車までお送りしたりとにわかに忙しくなります。その日の患者さんの状態はノートに記録しておきます。

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透析は糖尿病が進行すると必要になる場合が多く、ついで高血圧や遺伝によるものなどがありますが、患者さんは年々高齢化し病気の重複や要支援・要介護の人も増えます。一度透析を始めると1日おきに病院に通い3、4時間ベッドに横になっている生活を続けることになり、時間的にも経済的にも負担が大きくからだも非常に疲れる治療です。ひまわりの運営スタッフは全員が透析患者なのでこれらの事情もよくわかっており、将来は患者さんの生活全般の相談にも応じたいと考えています。

送迎は有料ですが病院内の見守りは無料のため、しみん基金・こうべの助成金は見守りボランティアの人件費の一部に活用されています。

 ボランティアの裾野を広げるために宝塚NPOセンターを通じて、生きがいしごとサポートセンターに求人情報を出すなどしています。日中に時間の余裕のある方や若い方にもぜひ関心を持っていただき担い手になってもらいたい活動だと感じました。


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