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いのちをつなぐイベントin神戸2015に行ってきました。

今回は神戸・子どもと教育ネットワークさんの「いのちをつなぐイベントin神戸2015」が開催されている「のびやかスペースあーち」に行ってきました。

このイベントは神戸大空襲を風化させないために、神戸大学と共同で毎年開催されています。今年は「命の大切さを、平和のうたごえとパフォーマンスで、つなげよう!」というテーマで催されました。

228日のメインイベントでは、第一部で語り部さんのお話を聞き、第二部の文化交流では公募で集まった市民らによって、反戦の思いや平和を題材にしたうたごえのパフォーマンスが披露されました。うたごえのパフォーマンスは、2045年の神戸の平和公園にあるモニュメントの前に立つとうたごえが聞こえてくるという設定で、モニュメントは参加した子どもたちがデザインしたそうです。

当日は学生や市民ら約50人が参加し、うたごえのパフォーマンス後の3世代交流会では、語り部さんのお話をベースに、平和について複数のグループに分かれ、意見交換が行われました。参加した学生は「世代間の差が思っていた以上にあって面白かった」と話し、学生以外のの方にとっても若い人と話ができる貴重な機会になったそうです。

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また35日まで開かれた「平和展」は、神戸大学の学生による企画で行われました。戦争ではなくとも世界各地で起きている紛争やテロに加え、日本でも連日報道される殺人事件、交通事故などを取り上げることで、改めて平和とは何かと問いかけ、一方で様々な形をした平和のひとつとして歌という形を見出し、学生たちがそれぞれ選んだ平和を祈る歌を紹介していました。

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「歌」を通して平和について考えることで、命という難しいテーマですが、子どもたちでも考えやすくなり、来場した多くの方々が自分にとって平和とは何か考えられたのではないでしょうか。

 私自身、戦争を知らず、日常で平和について考えることもなかったので、改めて平和とは何だろうかと考え直すきっかけになりました。

 

いのちをつなぐイベントは今年で第7回目をとなります。神戸大空襲を忘れないようにという願いから、子どもにも分かりやすいように、空襲と戦争に伝えていこうと考え、始められたそうです。しかし、戦後70年を迎えようとする中で、当時を知る語り部さんが少なくなっており、ますます風化が心配される状況にあります。

そのような中で、今回、「歌」をテーマに開催されたいのちをつなぐイベントの内容は、過去の内容も生かしながら、その年の集まったメンバーによって、毎年変化し、発展を続けているそうです。子どもから大人まで多様な年代の方が参加するこのイベントは、親から子へ、子から孫へと戦争体験を語り継いでいく懸け橋となるのではないでしょうか。

そして、イベントに参加した子どもたちが、将来の地域を支える担い手に育ち、さらに次の世代へと語り継いでいってくれたらいいなと思います。

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