- 2015年1月21日 16:08
- 助成団体の活動紹介
今回は、平成26年度はぁーとふるふぁんど支援事業で助成したNPO法人兵庫県子ども文化振興協会さん主催の「びりとブッチィーのクラウニングシアター」というクラウン(ピエロ)さんによるパフォーマンスショーを見学させていただきました。
この公演は『ホッとアートプレゼント』という小児医療現場の社会支援プロジェクトとして催されたものです。
この公演は『ホッとアートプレゼント』という小児医療現場の社会支援プロジェクトとして催されたものです。
今回の会場はポートアイランドにある神戸市立医療センター中央市民病院の小児病棟です。中央市民病院には、他の病院ではほとんどみられないボランティアコーディネーターの方がいらっしゃり、ボランティアの方と病院との調整役を務めていらっしゃいます。また、ボランティアのための部屋が用意されているなど、ボランティアの受け入れ体制が大変充実しているように感じられました。

さて、今回の公演は残念ながらびりさんがお休みとのことでしたが、ブッチィーさんのジャグリンングやマジック、バルーンアートは、看護師さんも立ち止まって見てしまうような大変面白いショーで、子どもも大人も大満足の内容でした。
最初は、ピエロのお化粧をしたブッチィーさんに驚いて泣いてしまう子どももいましたが、愉快トークでショーが始まるころにはすっかり場は和んでいました。さらに、バルーンアートが始まると子どもたちは目の色が変わり、バルーンのプレゼントもらった子どもたちはとても嬉しそうでした。
そして、ショーの後はプレイルームに出てこられなかった子どもたちのお部屋をブッチィーさんが訪問し、バルーンアートの披露とのプレゼントが行われました。

病院での闘病生活という状況の日々過ごす子どもたちですが、いきいきと楽しそうにしている姿を見ると私もなぜかホッとし、きっと保護者の方も少しばかり気が楽になったのではないかと思いました。
兵庫県子ども文化振興協会さんがこの活動を始められたきっかけは、阪神大震災の当時、被災した幼稚園で行われたプロによる人形劇によって、子どもたちのはじけるような笑顔を見ることができ、子どもたちの日常を取り戻すことができたという体験にあるそうです。
そして、震災後も非日常的な生活を強いられている病院で入院生活する子どもたちに芸術文化に触れてもらうことで、人間らしさや日常を取り戻しもらおうと考え、当基金の理事長であった黒田裕子さんの紹介により、実際に病院での活動が実現したそうです。
そして現在は、病院のニーズや子どもたちの年齢に合わせ、クラウンや人形劇、マジックなどプロのパフォーマンスを届けています。
また、この活動は、子どもたちに笑顔を届けるだけでなく、プロジェクトに参加した子どもたちの笑顔によって、常に子どもたちを気にかけている保護者の方の心配を和らげることにもつながっています。
また、ブッチィーさんは全国を回って活動されており、東日本大震災の被災地にも度々公演に行っておられます。そして、今回のように病院などの施設にも数多く訪れているそうです。このような場所に積極的に行かれる背景には、クラウンという職業は障害を持つ人を笑いにしてきたという過去があり、自分がクラウンとして働く中で少しでも恩を返したいという思いがあるそうです。
兵庫県は他府県と比べても芸術文化に対して力を入れている地方自治体だそうです。それでも、兵庫県子ども文化振興協会さんの活動は毎年様々な助成金を利用することで継続できているそうで、芸術文化を必要とする現場には、まだ資金が十分にいきわたっているとはいえないようです。
今後もこの有意義な活動が継続できるようにみんなで支えていくことができたらいいなと感じました。
ブッチィーさん、そして子ども文化振興協会のみなさんには、これからも子どもたちに笑顔を届けてもらいたいです。

さて、今回の公演は残念ながらびりさんがお休みとのことでしたが、ブッチィーさんのジャグリンングやマジック、バルーンアートは、看護師さんも立ち止まって見てしまうような大変面白いショーで、子どもも大人も大満足の内容でした。
最初は、ピエロのお化粧をしたブッチィーさんに驚いて泣いてしまう子どももいましたが、愉快トークでショーが始まるころにはすっかり場は和んでいました。さらに、バルーンアートが始まると子どもたちは目の色が変わり、バルーンのプレゼントもらった子どもたちはとても嬉しそうでした。
そして、ショーの後はプレイルームに出てこられなかった子どもたちのお部屋をブッチィーさんが訪問し、バルーンアートの披露とのプレゼントが行われました。

病院での闘病生活という状況の日々過ごす子どもたちですが、いきいきと楽しそうにしている姿を見ると私もなぜかホッとし、きっと保護者の方も少しばかり気が楽になったのではないかと思いました。
兵庫県子ども文化振興協会さんがこの活動を始められたきっかけは、阪神大震災の当時、被災した幼稚園で行われたプロによる人形劇によって、子どもたちのはじけるような笑顔を見ることができ、子どもたちの日常を取り戻すことができたという体験にあるそうです。
そして、震災後も非日常的な生活を強いられている病院で入院生活する子どもたちに芸術文化に触れてもらうことで、人間らしさや日常を取り戻しもらおうと考え、当基金の理事長であった黒田裕子さんの紹介により、実際に病院での活動が実現したそうです。
そして現在は、病院のニーズや子どもたちの年齢に合わせ、クラウンや人形劇、マジックなどプロのパフォーマンスを届けています。
また、この活動は、子どもたちに笑顔を届けるだけでなく、プロジェクトに参加した子どもたちの笑顔によって、常に子どもたちを気にかけている保護者の方の心配を和らげることにもつながっています。
また、ブッチィーさんは全国を回って活動されており、東日本大震災の被災地にも度々公演に行っておられます。そして、今回のように病院などの施設にも数多く訪れているそうです。このような場所に積極的に行かれる背景には、クラウンという職業は障害を持つ人を笑いにしてきたという過去があり、自分がクラウンとして働く中で少しでも恩を返したいという思いがあるそうです。
兵庫県は他府県と比べても芸術文化に対して力を入れている地方自治体だそうです。それでも、兵庫県子ども文化振興協会さんの活動は毎年様々な助成金を利用することで継続できているそうで、芸術文化を必要とする現場には、まだ資金が十分にいきわたっているとはいえないようです。
今後もこの有意義な活動が継続できるようにみんなで支えていくことができたらいいなと感じました。
ブッチィーさん、そして子ども文化振興協会のみなさんには、これからも子どもたちに笑顔を届けてもらいたいです。
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