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【23年度しみん基金助成団体】ひよどり台エコタウンクラブ

7月12日(木)午後に、平成23年度助成先団体の「ひよどり台エコタウンクラブ」へ、活動の様子を見学にお伺いしました。



ひよどり台エコタウンクラブは、「オールド」ニュータウンの一角にある使わなくなった幼稚園を拠点とされています。昨年度助成させていただいたのは、家庭から出て来る生ゴミを集めてきて、ミミズコンポストに投入して堆肥を作り、それを旧幼稚園の運動場を活用して作った市民農園につかって、収穫した野菜をバザーで販売する、という活動でした。地域のコミュニティ活動の中で、ゴミの削減と循環型社会の形成、地球温暖化防止活動につながる地道な活動を評価して、助成を決定させていただいたところです。

まずは、そのミミズコンポストを保管している倉庫を見学させていただきました。

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家庭から収集してきた生ゴミは、一旦て倉庫手前のかごで天日干しして水分を抜いてから、コンポストバケツに投入するそうです。

投入した生ゴミは、ミミズの生理活動で1週間くらいで良質の堆肥になるそうです。合わせて、堆肥化するときにできる水肥も畑に巻くと防虫作用があるそうです。

2012-07-12 13.41.55.jpgミミズコンポストでできた堆肥を少し投入して、旧幼稚園運動場が比較的短期間のあいだに35区画の畑に転換利用できるようになったそうです。訪問した日は、あいにく雨模様で畑に来ている人は少なかったのですが、晴れた日は野菜作りに関する楽しい情報交換のコミュニティが形成されているそうです。

2012-07-12 13.54.14.jpgとても面白い地域でのコミュニティ活動だと思うのですが、課題はひよどり台という「オールド」ニュータウンの中ですら、まだまだこのような活動をしていることを知っている人が少ないことだそうで、より多くの人に関わってもらいたいと思われているとのことでした。

畑への水は、原則として雨水のみでそのためのタンク施設も手づくりされていて、普通であればここまでのことをできる人がいないのが、地域の実情だと思います。このような事例を、他の地域でも是非真似て取り入れてほしいなぁと思いました。


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