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おかんアートとハンドメイド展にお伺いしました。

1月12日(日)13日(月・祝)に和田岬の笠松商店街内で開催されたおかんアートとハンドメイド展にお伺いしました。

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主催した下町レトロに首っ丈の会は、2005年から下町遠足ツアーを5年間実施する中で、さまざまな人やモノを発掘してきました。それはどこの家にもあるような趣味でつくった手芸作品とその制作者である「おかん」です。それをおかんアートとして、「置いた瞬間、どんなにおしゃれな部屋ももっさりさせる破壊力大」などユーモアたっぷりに定義して集め、その制作者を巻き込みながら、多くの人が集まる展示会として、2008年からイベントを開催してきました。
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10回目となる今回は、この活動の拠点であり、常に子どもの居場所となっている駄菓子屋の淡路屋と、空き店舗を含めた隣接する店舗の4つを会場とし、展示・販売・教室・喫茶などを実施していました。毎年500人ほどの集客があり、売上は30万円ほどあるそうです。その2割と出展料500円とは次年度の開催資金となるそうですが、それ以外はそれぞれの出店者の利益になります。

今年は上記に加え、東京大学大学院の菅豊教授らの研究グループの協力を得て、民俗学などを専攻する学者も加わり、学者とおかん・おかんと学者座談会も開催されました。身近にあって時に邪魔者扱いされそうなおかんアートを「「生」を満たすアート」へと、その存在意義を再確認していました。

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しかしこの展示会は、作品発表のみを目的としているのではなく、制作者であるおかんやおかんアートを支援する若いクリエーターなど多様な人たちを巻き込み「多様な主体が地域や社会の担い手になりえる具体的手法の提示」を目的としています。今後は、アートサロンを月1回程度実施し、淡路屋の隣の空き店舗を活用しながら、地域の担い手を育成しまちづくりに活かす具体案が望まれます。これからの活動に注目したいと思います。
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