Home > 助成団体の活動紹介 > 心をつなぐ東日本大震災被災者の招へい活動

心をつなぐ東日本大震災被災者の招へい活動

全国災害ボランティア支援機構の代表理事高橋守雄さんに、阪神・淡路大震災の追悼行事への東日本大震災被災者の招へい活動や「ぼうさいこくたい」での活動について、お話をお聞きしました。

高橋さんは、元ひょうごボランタリープラザ所長として、被災地にボランティアを派遣するだけでなく、自らも現地に赴いて被災者支援を実践してこられました。

2022年4月に全国災害ボランティア支援機構を立ち上げ、民間の立場で被災者支援活動を行われています。

image1.jpeg

(1.17の取り組み)

・1月16日、東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区の住民10人を招待し、2泊3日の行程で、兵庫県各地の追悼式への参加、阪神・淡路大震災の被災者やボランティアとの交流、阪神・淡路大震災の遺構の見学などが行われました。

image2.png

1月17日 東日本大震災の被災者10人は、東遊園地の追悼式に参加し、午前5時46分の震災発生時刻に黙とうし、竹灯籠の前で祈りを捧げました。

image3.png

続いて、12時からはHAT神戸での「1.17のつどい」に参列しました。

image4.png

また、14時46分からは三木氏志染町広野の市民団体が主催する追悼式にも参加し、鎮魂の火を灯した竹灯篭を囲んで、1.17と3.11の二つの大震災の犠牲者を追悼しました。

image5.png

今回招待した東日本大震災の被災者からは、阪神・淡路大震災から28年が経過するのに、5時46分の追悼式にたくさんの人訪れていることへの驚き、東北での活動も継続していかなければならないという決意、今後も兵庫県を訪れて交流を続けていきたいという感想があがってきたそうです。

 

(ぼうさいこくたいでの取り組み)

2022年10月22日、23日にHAT神戸で行われた「ぼうさいこくたい」に同機構として出展し、「移動式災害ボランティアセンター号」や「自動排泄処理装置」を展示するとともに、同機構の活動内容や災害ボランティアについてのパネル展示を行われたそうです。

「移動型災害ボランティア号」はキャンピングカーを改造したもので、災地における発災直後のボランティアセンター設置支援等を行う車両です。

「自動排泄処理装置」は避難所や在宅避難者の寝たきりの要援護者の大小便を自動的に処理する器具です。

image6.png

高橋さんは、「支援する人を支援する社会の醸成」を目指して、災害ボランティアの支援にも取り組まれており、今後は若いボランティアを育成するとともに、思いを引き継いでくれる若い人への活動の継承を考えているそうです。


Home > 助成団体の活動紹介 > 心をつなぐ東日本大震災被災者の招へい活動

Search
Feeds

Return to page top