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セネガルと日本を結ぶ活動

神戸市兵庫区にあるBokk Jambaar(ボック・ジャンバール)の活動におじゃましました。

事務所の古民家は慎ましやかなたたずまいで幹線道路沿いに建っていました。

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一歩中へ入ると、バオバブの苗木や実、鮮やかなアフリカ布などが並び、玄関から続く三和土と土壁によく馴染んでいます。

Bokk Jambaarとはセネガルの言葉で「頑張る仲間たち」という意味で、青年海外協力隊でアフリカ大陸最西端のセネガルに派遣された元隊員が中心になって設立、活動している団体です。セネガルの人々の生き方に共鳴し、セネガルのよさを日本に紹介しながら地域のくつろげる居場所になればと考えていたところ、神戸市のすまいるネットを通じて理解ある大家さんに出会い、ここ平野(ひらの)地域に事務所を構えました。

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この日は予約なしで、いつ来てもいつ帰ってもいい月1回のオープンDAY。メニューはアフリカの絵本の読み聞かせとセネガルの子育て事情の紹介です。

赤ちゃんを連れたママさんに、アフリカ布の端切れで小物づくりをしませんかと声をかけます。赤ちゃんには絵本を読んで聞かせます。また、すっかり顔なじみになったご婦人は豊かな人生経験からおしゃべりが尽きません。

団体が扱うバオバブパウダーで作ったジュースでちょっと休憩。ビタミンCたっぷりで甘ずっぱい味がしました。

頃合いを見て子育てのお話。セネガルでは「子どもは社会のもの」という考えがあり、みんなで育てるのが当たり前の『子育て天国』です。母親ひとりが過大な責任を負わされてストレスになっている日本とは対照的です。ひと昔前までは隣近所で助け合っていた時代が日本にもあったのですが...。

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セネガルと日本。つながりがあるの?と思いますが、「あなたはそこにいるだけでいい」というセネガルの精神で今の日本を元気にしたい、というのが出発点です。

肩の力を抜いてゆっくり過ごしながら、遠く離れた国の暮らしや考え方を知ることと地域の居場所づくりとが合わさった先に、新たな異文化交流の生まれる可能性を感じながら事務所を後にしました。


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