Home > 助成団体の活動紹介 > とことこレシピコンテスト見学記

とことこレシピコンテスト見学記

34日(土)に(一社)神戸親子遊び推進協会主催の「とことこレシピコンテスト」が開催されました。朝9時から書類審査を通過した子どもたちとその保護者が元町にある神戸国際調理製菓専門学校に集まっていました。
20230304_002.jpg

このコンテストの審査を行う、プロのシェフも来られ、10時から開始です。開会式では、コック服に身を包んだ子どもたちが一人ずつ紹介されました。5才から8才の低学年の部5名と9才から12才の高学年の部5名です。

1045分から片づけを含め60分間の時間制限内で子どもたちが考えたレシピの調理がスタートです。今回のテーマは「お子様ランチ」。子どもと保護者と担当講師との3名が1チームとなり総勢10チーム。同じ料理を3皿作り、撮影用の皿、審査員が試食し審査する皿、他の参加者に見せる皿とします。何度も練習したであろうレシピを親子で一生懸命調理していました。

20230304_197.jpg

調理時間が終わると次は、子どもたちが自身の力作を審査員にプレゼンテーションする時間です。なぜこのレシピを考案したのかなどを、低学年は保護者と一緒に、高学年になると一人でしっかりと発表していました。

お昼になり、審査員は別室で試食し、味や見栄え、全体のバランスなどに加え、目的に沿ったレシピとなっているか、親子で協力して調理できていたか、独創的か、などの項目で採点を行います。

午後からは審査結果の発表です。結果は順位をつけるのではなく、審査員賞や特別賞、グランプリなど5つの賞に低学年・高学年からそれぞれ1名ずつ選ばれました。さらに1レシピのみ、レシピ開発賞として和風レストランながさわ道の駅三木店で実際のメニューとして1か月間提供されるそうです。参加した子供たちは皆、プロのシェフの前で調理し、プレゼンテーションするという貴重な経験から、達成感と自信を得ることができたようだと代表の西原さんは言われていました。

 

20230304_345.jpg

(一社)神戸親子遊び推進協会は、子どもと食に関わるさまざまな事業を実施されていますが、メインの活動は、子ども料理教室の講師育成と育成された講師が実施する62か所の料理教室とのネットワークによる活動です。子どもは料理に興味を持っている場合だけでなく、偏食をなくすためなどの理由で教室に来るそうです。その子どもたちを通じ、自宅のキッチンが親子のコミュニケーションの場となり親子の関係性が深まることを目指し活動されています。

20230304_560.jpg

今回のコンテストは5回目の開催となりますが、西原さんは、コンテスト応募者の9割は教室の生徒で、広く一般からの参加が少ないことが課題だと言われていました。今後より一般参加を増やし、公共的な活動として広がっていくことを期待したいと思います。

Home > 助成団体の活動紹介 > とことこレシピコンテスト見学記

Search
Feeds

Return to page top