Home > 助成団体の活動紹介 > 面会交流 カタリバに参加しました。

面会交流 カタリバに参加しました。

面会交流支援センターピロティ主催の研修会に参加しました。
image_50460161s.JPG

ピロティは離別した親子の面会交流の支援、また面会交流に対する周知・啓発活動などをしています。面会交流とは「子どもと離れて暮らしている父母の一方が子どもと定期的、継続的に会って話をしたり、一緒に遊んだり、電話や手紙などの方法で交流すること」です。

親との離別は子どもにとっては大きな喪失体験ですが、面会交流によって両親どちらからも愛されていると実感でき、所属感や自己肯定感を育むことができます。現在、面会交流は子どもの権利であり、「子の親を知る権利、実質的には子自身の人格形成、福祉の増進を求める権利に対して行われるもの」とされています。

ただ、DV被害による離婚など、離婚した両親の状況は個々によってさまざまなため、面会交流に第三者の支援を必要としない場合もあれば、子どもの安心、安全のためにもピロティのような第三者による仲介や環境整備など支援が欠かせない場合もあります。さらには第三者機関として、面会交流が実施できる状況にあるかどうか事前面談時のアセスメントを子どもも対象として行い、支援を見合わせる判断をする場合もあります。そのためスタッフはそれぞれ専門性を持っています。また面会交流支援団体の適性を示す基準の作成とその基準を満たす団体を認証している(一社)面会交流支援全国協会(ACCSJ)の研修を受け、ACCSJ認証を受けるべく手続き中です。

他方、さまざまな暴力行為などの加害者とされる人に対して支援をしているある団体が、加害者に対する支援が手薄すぎると言われているのを以前聞いたことがあるのですが、この面会交流で子どもとの関係を築いていくなかで、親としての自信につながるきっかけになることもあるとのことで、それも第三者機関としての役割の一つだと話されていました。

ピロティには自前の交流場所はなく、研修会終了後、面会交流の場として利用している施設の見学にも行きました。団体立ち上げから5年を経て、組織強化の途上ではありますが、今後も、離別を経験した子どもが両親からの愛情を受けて成長し、自分らしく自己実現していけるよう寄り添う活動を継続していただきたいと思いました。



Home > 助成団体の活動紹介 > 面会交流 カタリバに参加しました。

Search
Feeds

Return to page top