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あすパ・ユース震災語り部隊さんの活動に参加しました

夏休みの819日、あすパ・ユース震災語り部隊さんの活動に参加しました。

この日は陸前高田出身の大学生等来神者6名に対して長田区、灘区のまち歩きをコーディネートされていました。

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 あすパ・ユース震災語り部隊さんは、主に高校生や大学生、専門学校生が、2022年から灘区成徳地区で、地域の大人から阪神・淡路大震災での体験を聞き取り、内容をデータ化して蓄積してきました。語り部としてそれらを外部の方や震災を経験していない人に話し交流する活動を行っています。代表で高校の教諭でもある池田さんは、これまであまり自身の経験を話されなかった方も、30年が経とうとしていることもあり、当時生まれていなかった学生が聞くと話してくださる方が多く、貴重な経験を掘り起こせている、と言われていました。

陸前高田の方たちが到着され、午後からあいにくの小雨ではありましたが、長田区では神戸まちづくり研究所メンバーの案内で、新長田駅再開発地区などを商店街の会長や地域の方のお話を聞きながらまち歩きをされ、灘区では震災語り部隊のメンバーが成徳地区を案内しました。


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 成徳地区では大和公園内のあすパークから2班に分かれスタートしました。参加させていただいた班では、畳店、自主避難所となった徳井会館、おとめ塚温泉や徳井神社、伊藤傳三記念館を回るコースで、それぞれでメンバーが語り部をされ、聞いていた方々も陸前高田との違いについて話されたり、語り部隊メンバーに質問したりしていました。答えられなかった質問への答えは次回の機会までに調べておく宿題となるそうです。

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 コースを回り終え、あすパークに戻り、34人ずつに分かれて振り返りをしました。一緒にお話しした方は陸前高田出身、現在は東京の大学生で、3.11では津波で家が流され3年間中学校のグラウンドに立てられた仮設での生活をされたそうです。陸前高田に大学がなく現在は東京での生活のため、陸前高田での活動がしづらいと言われ、陸前高田愛が強いですねとメンバーが言うと、仮設生活だった中学生の時、外部からたくさんの方が来て陸前高田を助けてくれたのに、自分はまだ陸前高田のために何もできていないからと言われていたことが印象的でした。一方、語り部隊のメンバーは学校で東北を訪ねる機会があり、東日本大震災については学んだものの、神戸のことはあまりよく知らないと感じ活動に参加したそうです。この後お菓子を食べながら交流会は続きました。このような若者たちが集い交流し、お互いのまちの未来を考え合う場づくりが今後のまちづくりの変化につながることを期待します。


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