しみん基金・KOBE | 助成事業の実績
2021年度助成事業
2021年10月26日(火)、初めてのオンラインで、しみん基金こうべ助成事業の公開審査会が行われ、下記のとおり助成先を決定いたしました。
応募総数は20件(一般枠:18件、特定枠2件)、9月の理事会において書類審査の結果、一般枠14の団体の方々にプレゼンテーションを行って頂くことになりました。審査の結果、下記の7団体の事業に(一般枠:5団体2,000,000円、特定枠:2団体500,000円)合計2,500,000円を助成することが決まりました。
また、黒田裕子賞の第5回目は「黒田裕子氏の資料等分析による被災者支援の検証と継承」としてレポートを作成された人と防災未来センターに贈呈しました。
助成決定団体とその事業
区 分 |
番 号 |
団体名 | 所在地 |
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事業名 | |||
事業の目的・社会的必要性(申請書類より抜粋、一部補足) | |||
一 般 枠 |
1 | 全国ギャンブル依存症家族の会兵庫 | 伊丹市 |
ギャンブル依存症問題に取り組む支援者学習会 | |||
ギャンブル依存症は借金、暴力、横領、虐待、鬱など問題が表面化している部分が様々で相談窓口も多岐にわたっているため、それら相談窓口が正しい知識、対処法を知る必要がある。 | |||
2 | (特活)ガジュマルの船 | 神戸市中央区 | |
摂食障害・依存症の当事者から~それぞれの回復へ~ | |||
摂食障害当事者が福祉制度にとらわれず、当事者同士がフラットな関係性で、各々の得意分野を活かしつつ、好きなことを仕事にする。 | |||
3 | 定住外国人子ども奨学金実行委員会 | 神戸市長田区 | |
兵庫県下在住の経済的困難を抱える外国ルーツの高校生の支援事業 | |||
日本人の子どもに比べ低い日本語を母語としない子どもの高校進学率をあげ、健やかに成長していくための体制を整備する。 | |||
4 | (一社)デフサポートかもめ | 神戸市中央区 | |
「聾・啞史に触れる」プロジェクトとウェビナーの導入 | |||
歴史に埋もれた障碍者の言葉(手真似・手話)・市民生活を発掘し、聾・啞史の語り部を育成する。 | 5 | (一社)Bokk Jambaar | 神戸市兵庫区 |
Africare(アフリケア)事業 | |||
セネガルの人や文化などを伝えることと、共同体意識の強いセネガルの「人との繋がり」が感じられるような場づくりをする | 特 定 枠 |
6 | 神戸大学持続的災害支援プロジェクトKonti | 神戸市灘区 |
台風19号の被災地宮城県伊具郡丸森町における支援活動 | |||
宮城県伊具郡丸森町において支援員の方と共に一軒ずつお声がけをするなど現地支援団体の方々と密に連絡を取り合い、関係を更に深めることで活動を分担して現地支援 者の負担を軽減する体制の構築を目指す | 7 | 被災地に学ぶ会 | 神戸市灘区 | コロナ禍における被災地と大学生ボランティアのネットワーク形成 | コロナ禍により各大学生ボランティアグループ内で培われてきた活動のノウハウが失われつつあるため、複数のボランティア団体のネットワークを形成する。 |
審査員(順不同・敬称略)
- 山田 剛司
- (社福)えんぴつの家 = 審査員長代行
- 藤本 真里
- 兵庫県立大学自然・環境科学研究所
- 相川 康子
- (特活)NPO政策研究所
- 本荘 雄一
- 兵庫県立大学
- 森﨑 清登
- 近畿タクシー株式会社
- 觜本 郁
- あじさい基金、(特活)神戸の冬を支える会
- 髙田 佳代子
- (一社)Babyガーデン
昨年度までの助成事業の実績
しみん基金・KOBE特別賞
「しみん基金・KOBE 特別賞」は、各年度の当基金助成事業に申請された団体で、惜しくも選考からもれた団体の中から1団体を当基金理事会にて審議した結果
「ボランティアグループでぃんぷる」と決定いたしました。
黒田裕子賞
「第5回黒田裕子賞」は、黒田裕子さんの意思を引き継ぎ、その実績や功績に見合った活動を行っている団体又は個人への表彰を公開審査会と同時に行い、人と防災未来センター
に贈呈いたしました。