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【ご報告】第1回"ずっと・こころ・つなぐ基金"上映会&トークサロンin岡本商店街

  • Posted by: 事務局
  • 2012年8月28日 10:44
  • ご報告
8月25日(土)15:30から、神戸・岡本商店街の中にある岡本好文園ホールにて、第1回の"ずっと・こころ・つなぐ基金"上映会&トークサロンを、岡本商店街振興組合との協働で行いました。



"ずっと・こころ・つなぐ基金"とは、しみん基金・KOBE内に設置している、東日本大震災の被災者支援のKOBE発の様々なボランティア活動を支えるための基金です。

この基金への寄付の呼びかけと、被災地から遠く離れていて風化しが ちな意識を映像を通じて振り返り、実際に被災者の支援活動に取り組まれている方のお話を聞きながら、それぞれの人や団体が今感じている想いや情報を共有する場づくりを目的として、これから月1回ペースでこの上映会&トークサロンを開いていく予定にしています。

今回は、気仙沼の支援活動に熱心に取り組まれている岡本商店街振興組合と、ちょうど同時開催中の商店街のサマーフェスティバルの中の行事の一つとして、開催いたしました。

上映したのは、フランスの被災者支援団体AssociationGanbaloが制作したドキュメンタリー映画「東北再興の記録3.11」です。被災から半年後の昨年9月の気仙沼で、なかなか報道されていない復興へ着実に歩みだした人々の様子を描いた秀作です。

上映後、参加者と車座になって、まずは岡本商店街の松田さんから、震災からこれまで取り組まれてきた支援活動についてお話していただきました。商店街独自でボランティアバスを出されて地元の人と一緒に気仙沼に行かれていたり、また岡本商店街の中の空き店舗を活用して、気仙沼の物産品を販売するアンテナショップ「まただいん」を開かれたり、そのあたりの経緯を語っていただきました。

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そのあと、当基金の助成先でもあるNPO法人よろず相談室の牧さんから、現地へ支援活動をされている立場から仮設住宅の現況やこれからの課題、また阪神大震災から17年を経た神戸の課題についても語っていただきました。

最後に、被災地から遠く離れた神戸落ちに住む我々でも日常的にできることは?と、こちらから問いました。それに対して牧さんは、手紙の交換を提案されました。阪神大震災以来、よろず相談室では手紙の活動をされています。時々、現地に出向いて交換相手の方とお会いすると、大変喜ばれるとのことでした。また、松田さんからは、ソーシャル・メディアを通じて会話をすることだとお話がありました。お二人共、遠くにいてもできることとして、相手を思いやるコミュニケーションを挙げられたのが、大変印象的でした。

終了後、みなさんと一緒に「まただいん」で気仙沼のおいしいお酒と料理を楽しみました。

次回は、9月7日(金)18:30から、スピーカーに神戸まちづくり研究所の野崎さんをお迎えして、新長田にある「神戸映画資料館」で開催します。詳しくは、こちらのご案内をご覧ください。

 

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