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一枚の紙に雲をみる

新年あけましておめでとうございます。当基金は、本日より仕事始めです。

さて、当基金のホームページやパンフレットのデザインとして青空に浮かぶ雲のすがたを採用していますが、その想いがどこにあるのか、ということから当基金としての使命について書いてみたいと思います。



その想いは、ティック・ナット・ハンの書いた下記の文章に由来しているつもりです。

「もしあなたが詩人なら、この一枚の紙の中に、雲が浮かんでいるのを、はっきり見るでしょう。なぜなら、雲がなければ、雨が降ることはありません。雨がなければ、樹は育つことができません。そして、樹がなければ、私たちは紙を作ることができません。つまり、雲は紙が存在するためにはなくてはならないものです。もし雲がなければ、この一枚の紙は存在することができません。」

つまり、雲と紙は一見別物なのですが、相互につながり合っている、ということです。このことは、雲と紙の関係だけに止まらず、万物すべてが関わり合うことで存在することを示しています。

当基金では、10年目を迎えての振り返り検証を受けて、昨年から「絆」を繋ぐ・創ることを大きなテーマに掲げています。縁があちこちで切れてしまい閉塞感が漂う社会の中で、ボランタリーな活動を通じて「絆」を繋ぎ直したり、新しく創っている団体を支援することを重視しています。青空に浮かぶ雲を見上げながら、このような願いが少しでも実現できるように精進したいと考えています。

本年も当基金へご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。


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