- 2011年11月14日 16:00
- ご報告
平成23年10月31日(月)13時から、神戸市生涯学習センター(コミスタ・こうべ)2Fセミナー室にて、平成23年度しみん基金こうべ助成事業の公開審査会を行い、別表のとおり助成先を決定いたしました。この事業の実施にあたりましては、多くの方々の貴重なご寄付とご協力を賜りましたことに、改めまして心より御礼申し上げます。
当基金では、「市民主役の市民社会の形成」というミッションに共感頂いたひとりひとりの市民のご厚志の蓄積を基にして、過去12年間にわたって地域の市民活動・ボランティア団体の事業に対して助成を行ってきました。
今年度の助成事業では、昨年度に引き続き、「次代の担い手の育成を重視する」というテーマを掲げました。合わせて、従来からの分野を限定しない一般枠に加えて、7月16日に開催した「東日本大震災被災地支援/日本を元気に!チャリティーコンサート 日本センチュリー交響楽団&田部京子さんのベートーベン」の収益金による指定寄付に基づいて、東日本大震災で被災した人々を支援するボランティア活動に助成する特定枠を設置しました。
7月中旬に応募要項を公表し、7月21日から8月31日までの期間に申請受付を行いました。応募期間中に事前個別相談会(予約制)を実施して、多くの団体の皆さんにご利用頂きました。最終的に応募総数は、66件(一般枠;50件、特定枠:16件、昨年度は70件)でした。
その後、9月15日の当基金理事会にて書類審査を行い、18団体(一般枠;9団体、特定枠;9団体)の方々に公開審査会でプレゼンテーションを行っていただくことになりました。
そして、9月下旬から10月中旬にかけて、当基金の理事が手分けして各団体の事務所や活動場所を訪ね、ヒアリング調査を実施いたしました。各審査員へは、申請書類とヒアリング調査結果報告を事前にお読み頂いた上で、10月31日の公開審査会に臨んで頂きました。
公開審査会当日は、書類審査で選考された17団体(一般枠;9団体、特定枠;8団体、当日1団体欠席)の方々から、各々の助成を受けたい事業の社会的背景や目的、その内容・スケジュール、それによって期待される社会的成果についてプレゼンテーションを行って頂き、審査員との活発な質疑応答がありました。

すべてのプレゼンテーションが終わり、審査員による選考を公開投票形式で行い、下表の12団体(一般枠;8団体、特定枠;4団体)が助成先と決まりました。その後、同日の当基金理事会にて、公開審査会の結果を受けて各団体の事業に合計2,970,000円(一般枠;1,480,000円、特定枠;1,490,000円)を助成することが承認されました。
平成23年度助成先団体一覧h23jyoseisakilist.pdf

なお、恒例の「しみん基金KOBE特別賞」(今年度より「草地奨励賞」からに名称を変更しました)について同じく当基金理事会にて審議しました結果、惜しくも助成の選考からは漏れました「不良ボランティアを集める会」に贈呈することになりました。
今年の公開審査会は、各団体のプレゼンテーションからとても情熱の伝わる内容ばかりで、相互に活動を知り合い学び合うよい機会になったのではないか、と思っています。来年度も、原則的には同じ形式で助成事業を進めていきたいと考えています。
今後も皆様方からのなお一層のご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。