しみん基金・KOBE | 助成先団体の事業成果
平成25年度助成先団体の成果報告
2014年12月10日(水)14時より、コミスタ神戸で平成25年度事業成果報告会を実施しました。今年は平成25年度助成対象団体はすべて参加され、1年間の成果をご報告いただき、審査員からコメントをいただきました。平成26年度助成対象団体も7団体が参加され、一般参加の方、スタッフを含めて50名弱の方々で、その報告を共有しました。1団体10分の報告でしたが、みなさん報告したいことがたくさんあり時間オーバー気味で、最後に予定していた交流会の時間が無くなってしまい、最後に森﨑審査員長が全体講評で「この基金は、助成金を渡しているが、お金だけでなく、思いを渡している。その思いが広がり、このような場でつながっている。」とコメントをいただき、締めていただきました。
助成先団体の事業成果とメッセージ ~ご寄付はこのように活用されました
一般枠
1 | (特活)あっとオーティズム | 兵庫県芦屋市 |
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事業名 | 自閉症を含む発達障がいの社会理解促進のための啓発事業 | |
事業の 成果 |
自閉症に関心を示してくれる人は増えては来ているが、関心から正しい理解へと、もう一歩前に進んでもらうために、一般市民の方々に興味を持ってもらえる自閉症啓発のパンフレット等を作成し、配布していく。 | |
メッセージ | 費用の面で、なかなか進まなかった我々の思いを、今回の助成金により一歩踏み出せたことを、大変ありがたく、今後の啓発活動において大いに活用していきたいと思っております。
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2 | (特活)Future Code | 神戸市中央区 |
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事業名 | バングラディシュにおける看護師育成プロジェクト | |
事業の 成果 |
バングラデシュで中心的役割を担うバングラデシュ軍病院(CMH: Combined Military Hospital)で日本の看護教育を参考にした看護師教育を行い、バングラデシュ国内の看護師教育のモデルケースをつくる。 | |
メッセージ | バングラデシュという国は、異国であり、国が違えば、人も違い、文化も違い、言語も違い、教育方法、病院のシステムにも違いがあります。まず、それらを理解した上で、このプロジェクトに取り組む必要がありました。その過程の中で、欠かせない存在となったのが、やはり現地に生きる人々です。現地との協力体制なくしては、このようなプロジェクトは成り立ちません。おかげさまで、今では、バングラデシュに看護師教育を共により広げて行きたいという同じ志を持って、協力し合う体制も作ることができました。 |
3 | (特活)ウエルネスハート | 兵庫県明石市 |
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事業名 | 中途視覚障がい者の自信と笑顔を取り戻す応援事業 | |
事業の 成果 |
障がい者がささいなことでも何度でも相談できる窓口となることで、障がい者の社会参加の創出につながる。また障がいのある方とない方の交流事業により、共存しあえる社会となっていくことにつながる。 | |
メッセージ | 電話による心の相談もできるようになり、相談者も安心して定められた時間内はゆっくりと相談ができるようになりました。白黒反転の相談広報チラシの配布と設置場所を増やすことで、より多くの中途視覚障がい者の心の相談につなげていきたい。 |
4 | みんなの家 | 神戸市東灘区 |
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事業名 | おにぎり会を中心とした地域子育て支援事業 | |
事業の 成果 |
部落差別や在日外国人差別が過去にあり、今も混在し同居する地域で、ひとり親世帯の助けが必要な家庭の子どもの見守りと食事サービスなどを通じ、あらゆる世代がもちつもたれつ助けあえる場の提供を行う。 | |
メッセージ | 地域のあらゆる世代が寄れる場ができ、みんなが元気になっています。もっと色々な事がやりたいと思うようになりました。これからは自力で活動費を捻出できるよに頑張っていこうと思えるチャンスをいただけました。 |
5 | 日韓学生会議 | 兵庫県西宮市 |
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事業名 | 第52回日韓学生会議 | |
事業の 成果 |
学生の手による韓国の文化交流、及び対話を通じて相互理解を深めることによる「より良い日韓関係の構築と相互理解」を目的とし、ディスカッションだけでなく、観光や文化体験などを通して、自国を見つめなおす機会にもなる。 | |
メッセージ | 近年日韓関係は複雑化しておりますが、学校やメディアの情報だけに頼るのではなく、「人」を通して相手国を知ることはとても重要だと考えます。言葉はもちろん大切ですが、言葉だけでなく、一人ひとりが心と心で繋がり合うような永遠の絆を築くことができたのではないかと思います。 |
特定枠
6 | 私の好きなこの街復興支援プロジェクト | 兵庫県芦屋市 |
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事業名 | 東北震災遺児の心のケアを目的とする関西招待公演実施と支援交流 | |
事業の 成果 |
仮設で里親との新しい暮らしにストレスを感じている子ども達を招待し、ステージに立ってもらうことで、新しい家族として生きていく自信と支えを与える。多くのメディアに取り上げられ、復興の希望の灯りとなっている。 | |
メッセージ | この活動は、NHK、TBS、毎日新聞で全国へ報道・放映され、地元岩手・陸前高田にても評判となり、子どもたちの頑張りが被災住民にも勇気を与え、復興の「希望の灯り」となっている。 |
7 | 公益財団法人神戸YWCA | 神戸市灘区 |
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事業名 | 神戸保養プログラム~放射能被災下の家族を対象に~ | |
事業の 成果 |
被災地でのカーシェアリング、自治会内での一割送迎プロジェクト(住民同士の助け合い送迎)、好事例のカーシェアリング応援プログラムを実施。また軽自動車減税のための陳情などカーシェアリングの社会環境に対するアプローチも行ったが、実施には至らなかった。 | |
メッセージ | お会いしたことはありませんが、しみん基金KOBEを通して関わってくださった、お一人お一人が、この活動を行ってくださったのです。一年にわたる、皆さんの誠実かつ尊いご支援に心から感謝いたします。 |
8 | バレンタインチーム | 神戸市垂水区 |
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事業名 | 神戸と東北をつなぎあらゆる角度から復興を目指す活動 | |
事業の 成果 |
復興の街づくり現場に常駐し、住民主体のまちづくりを実現するためのコーディネートを行った。復興まちづくりの状況を把握し、地区の運営を行えるような人材を育成することに関わることで、各地区やNPOから相談を受けつつある。 | |
メッセージ | この一年、市民の皆さんに送り出してもらっていると感じながら東北へ向かっていきました。2011年からイメージして動き、2年目にはしっかりと声掛けをし、去年から今年にかけては、やっと一緒に動いてくれる方を発掘し、その方が一緒にスタッフになってくれました。2回目には自分で企画し動くということができました。
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