しみん基金・KOBE | 助成先団体の事業成果
2019年度助成先団体の成果報告
今回はコロナ禍のために例年の通りの事業成果報告会が実施することができず、助成先7団体から2020年12月末日までの事業成果報告書を、2021年1月末日までに提出いただきました。今回の各団体の報告では、各団体とも活動を如何に安全に進めていくかに、とても苦労が多かったようです。そもそも、このような市民活動は『人のための人による活動』であり、接触機会が制限される今回のような事態は、市民活動自体の見直しを迫られるだろうと思われます。
助成先団体の事業成果とメッセージ ~ご寄付はこのように活用されました
一般枠
1 | 神戸映像アーカイブ実行委員会 | 神戸市長田区 |
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事業名 | アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト | |
事業の 成果 |
資料整理の参加者の中から、決まった整理日以外にも、ほぼ毎週1回の頻度でアーカイブ活動に加わってくださる方が出てきた。映画への関心を入り口に、アーカイブ活動に不可欠な地味な作業を経験することで、文化や公共性への意識に変化が起こるだろう、という成果の表れと言えるだろう。 | |
メッセージ | この「しみん基金・こうべ」の助成は、所謂助成慣れしていない団体も多く参加されていて、非常に貴重だと思います。であるからこそ、更に公平な審査を期待します。
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2 | 下町レトロに首っ丈の会 | 神戸市兵庫区 |
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事業名 | 婦人らによる手芸活動「おかんアート」を通した多世代交流と担い手発掘活動-「手芸サロン」の開設と商店街と連携した「おかんアート展」の開催- | |
事業の 成果 |
コロナ禍直前に展覧会を開催でき、展覧会期間中に開催する商店街スタンプラリーを通して商店街内の複数の個店との連携が進み、商店街の3店舗の店主による作品を展覧会で展示できた。 | |
メッセージ | 6月からサロンを再開し、コロナ感染拡大防止という視点から、近隣住民や展覧会関係者などに告知した結果、駄菓子店に来訪する小中高校生やWEBを通して知り合った20代女性らを発掘することでき、各世代の特徴に沿った内容提供ができる多世代交流サロンの運営実験を次年度の目標としたいと考えます。 |
3 | (特活)ジャスミン | 神戸市東灘区 |
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事業名 | 福祉有償運送事業 | |
事業の 成果 |
難病者・障がい者・高齢者が外出移動することにより、生きがいが生まれたと思います。今後もこの事業は必要であり、地域・自治会・行政と共に発展させればと考えています。 | |
メッセージ | 助成を受けることにより、活動資金に安心ができ、福祉有償運搬に明るさが見え、社会貢献活動に元気が出ました。今回のような事態に、福祉活動の側面的な支援をする方策を行政、関係団体に考えてもらいたい。 |
4 | (特活)ふぉーらいふ | 神戸市垂水区 |
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事業名 | 学校外で活動を行う子どもたちの地域交流事業 | |
事業の 成果 |
フリースクールの子どもたちが主体的に企画し準備を進められ、またプロの音楽家や他のスクールに所属する子どもがバンドに参加してくれたことで、子どもたちの視野が広がり、活動意欲の向上につながった。 また、広報を行った効果で、参加者の半数以上がチラシやその他のメディアを介して本企画を知り、そのほとんどが関係者以外の方々だった。 | |
メッセージ | フリースクールの子どもたちには、学校に通っていてもできなかった経験を、フリースクールの文化祭を通して経験できたことが大きな収穫なったことを知ることができた。 |
5 | Interdisciplinary Art Project Kobe(IAPK)実行委員会 | 神戸市長田区 |
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事業名 | 写真が動き出す、拡張現実(AR)ワークショップ | |
事業の 成果 |
緊急事態宣言の解除後、予定していたイベントを行うことができました。今注目の現代アートのアーティストの映像作品を上映したプログラム内容やレクチャーを行い、神戸以外の地域でも話題になったため、神戸に対するまた新たな見方―現代アートの現在性―を提示することに成功しました。引き続き、地域の方々と協働し、創造的で活力のある神戸の文化の一助を担えていきたいと考えます。 | |
メッセージ | 新型コロナのパンデミックにより、参加人数を絞りましたが、意欲的な参加者の方が多く、継続して今後もARワークショップを行いたいと考えております。 活動の様子はこちら 動画 |
特定枠
6 | 被災支援ボランティア団体「おたがいさまプロジェクト」 | 神戸市北区 |
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事業名 | 西日本豪雨復興支援「神戸から真備へ」 | |
事業の 成果 |
「神戸洗浄」という神戸で初となる写真洗浄会を定期的に行い、現地の支援団体代表をお招き、被災地同様の活動や防災セミナーを行うことで、現地に行けないが復興支援に興味のある人達の活動場所を提供することができた。 | |
メッセージ | ボランティア活動の参加者同士で話し合えるような雰囲気をつくり、その後もSNS発信など協力してもらうことで、全ての人が持っている思いやりの種に水を与えていきたいと思っています。活動の様子はこちら 動画 |
7 | 神戸大学持続的災害支援プロジェクトKonti | 神戸市灘区 |
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事業名 | 熊本県西原村における地域活動の活性化のための活動 | |
事業の 成果 |
継続的に活動を実施してきた現地において、今年度も継続して活動できたことにより、災害復興の1つの節目を迎えつつある現地に、併走する支援者として関わりを続けることができた。 | |
メッセージ | 災害から出会ったKontiと地域の関わりから、人の想いを載せてまちは彩られ、まちの豊かさを持続させたい。 |