しみん基金・KOBE | 助成先団体の事業成果
2020年度助成先団体の成果報告
2021年12月8日に2年ぶりにKIITO:300で、成果報告会を実施することができました。ただ、例年より30分短縮し、お菓子とお茶を楽しみながら交流する時間を省略しました。また助成対象の7団体のうち復興支援ボランティア白樺隊は活動を実施することができず助成金を返還されました。他の6団体は10分ずつ成果を報告され、2021年度助成対象団体を含め30名が参加されました。同時に2021年度特別賞のボランティアグループでぃんぷるへの贈呈式も実施しました。
助成先団体の事業成果とメッセージ ~ご寄付はこのように活用されました
一般枠
1 | NPO法人 ガジュマルの船 | 神戸市中央区 |
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事業名 | 摂食障害をはじめとする精神疾患当事者が生きたい社会へ | |
事業の 成果 |
ほとんどのイベントをオンライン併用にしたため、参加者は全国、海外にまで及んだ。一方、コロナ禍もあり、事務所に来て参加する人は少なかった。当初の予定よりたくさんのイベントやミーティングを開催したためつながりは深まり、各々の得意なことも知ることができ、今度の講座開催や販売事業に活かしていきたい。 | |
メッセージ | 当事者が自主的に計画、準備、実行し、皆が対等な関係で自ら仕事を作り、当事者で助けあい仕事を作りたい。コロナ禍で集まりもまだまだ難しい中、「居場所」として対策を徹底しつつ、チラシ作りの作成強化、配布先の選定に尽力しつつ活動していきたい。 |
2 | がん患者グループゆずりは | 芦屋市 |
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事業名 | がん患者グループゆずりは 2020年度下期~2021年度上期度活動 | |
事業の 成果 |
定例会を「会場とズームの併用開催」のハイブリッド化により長野県、福岡県などの遠隔地の会員が参加できるようになった。当初は課題の多かったズーム回診ですが、課題解決に努め、現在は高品質の配信とファシリテーター技量により、オンラインでも置いてきぼり感を持たないと好評です。 | |
メッセージ | >厳しい状況でも「世話人が自分たちにできることを模索して行動する姿」を開放で伝え、それに刺激を受けた会員。他の患者会が活動停止しているが、不安が止まらなくて「ゆずりは」にたどり着いたと言って、京都から足を運んできた患者・・・この状況下で活動を続ける私たちの姿勢が、誰かの力になっていることを実感している。 |
3 | NPO法人淡路島アートセンター | 洲本市 |
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事業名 | 田舎の景観再生・持続可能なくらしワークショップ事業 | |
事業の 成果 |
放置竹林を活用した竹塀、石積みのワークショップ後も交流が続き、日の出亭が学生の拠点になっている。島の新たな社会課題に取り組みチームが形成されたことは、島にとっての社会的価値として大きい。 | |
メッセージ | 淡路島アートセンターの「アート」とは、価値のないことに価値を見出すこと。ふだんの暮らしで見ていなかったものや埋もれているものに注目してみることを意味します。今回の土砂崩れは価値のない、いわば「負」ではあるけれど、これがきっかけになって石積みの実践ができた。今まで島内のいたるところにある石積みを見過ごしていたが、その技術を習い伝えられて新しい景観が生まれるという価値がある。 |
4 | インターナショナル セワ ソサエティー | 神戸市兵庫区 |
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事業名 | 在日外国人のより良い未来作り | |
事業の 成果 |
教室に参加していた高校生、大学生となった子どもたちが、教室やイベントに手伝いに来てくれるといううれしい循環が見られています。この動きが続けば、そこから次世代の担い手が育っていくと感じています。 | |
メッセージ | これからは子どもたちだけでなく、子どもの母親や関係者たちの居場所作り事業を進めていきたいと思っています。 |
5 | NPO法人 そらしど | 神戸市北区 |
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事業名 | 神戸市内の障がい児に関する情報整理と発信イベント開催 | |
事業の 成果 |
ホームページができたことにより、PRしやすくなり、障害がわかったばかりの保護者の方に情報がとどきやすくなるのではないかと考える。今後当初予定していた他団体へのインタビューや完成イベントも行う予定にしている。 | |
メッセージ | 予測が甘く思った以上に大変で、予定より大幅に遅れてしまい期日内に終われなかったが、取り組むまでの最初のところで時間をかけて会議を重ねたことで、納得のいくホームページになりました。 |
特定枠
6 | 被災支援ボランティア団体「おたがいさまプロジェクト」 | 神戸市北区 |
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事業名 | ♯神戸で出来る復興支援 神戸写真洗浄&プチ防災セミナー | |
事業の 成果 |
写真洗浄で被災者の思い出を守り、復興への気持ちを後押しすることができた。メンバー間での活動の引継ぎなどの際の文章によるマニュアル化等が進んでおらず課題ではあるが、企画運営を青年メンバーに積極的に運営してもらい、青年育成に努めることができた。 | |
メッセージ | 他機関や他団体との連携を強化することのできた1年となりました。 |